あの韓国スターも来るという兄夫食堂(赤坂)
アニョンハセヨ~!この店には、韓流スターのサイン付ポスターがいっぱい。なんでも韓流スターは来日すると必ずやってくるという噂。現に、店の中にあるアン・ヨンハッ…ん? これはサッカーの方。違う違う、「冬ソナ」のサンヒョクことパク・ヨンハ。一番ポスターあるけど、ポスターごとに日付が違うぞ。ヨンハくん、何回来てるんだ?そんなだからミニョン氏にユジナーを取られちゃうんだって。先週は久々に会う仲間と赤坂に集合。めざす店は、 兄夫食堂〒107-0052 東京都港区赤坂 2-13-17 シントミ赤坂第2ビルTEL:03-5575-3883 FAX:03-5575-3884年中無休!ここは赤坂コリアタウンの中にあるお店。ヒョンブ食堂と読みます。ヒョンブとはお姉さんの旦那さんの意味。お兄さんの夫だったら、カミングアウトですかい?入り口がちょっとわかりにくいけど、頑張って探してください。手前にあるお店、一龍もおいしいですよ~。深夜残業後に私の友達は「夜明けのソルロンタン」を食べに何度も行ってるらしい…あと謎の仮装集団も。なんといっても、ここは安くてうまい!味も韓国スター達が何度も来るくらいだから、かなり本格的。ソウルにここ数年、年2回のペースで行ってるティティも、ココの味はソウルみたいだ~!と思う。残念ながら、お値段はソウルよりはちょい高い。とはいえ、日本のジョーシキで考えると激安!今回、頼んだのは兄夫コース、なんとたったの2,100円! ゴール裏の値段ですな。で、何が食べられるかと言うと、 チジミでしょ、カリカリして、中ふんわりでおいしいのです。写真はないけど、いろいろな具が入った出し巻き玉子、 この蒸したばら肉をキムチと一緒に、茹でた白菜で巻いて食べるポッサム。ポッサムとは包むという意味。このばら肉が脂がとろりとしていて、肉はジューシーでうまいんだわ。それにキムチの風味が加わって最高!この食べ方じゃなくても、生のにんにくとコチュジャンや肉ミソをつけて巻いてもおいしい。 また、ここのチャプチェがおいしいのよ。醤油と味醂とごま油(韓国のごま油は濃くて風味がよい)が効いてて、辛い料理の合間にほおばると、この甘さが口の中に広がって幸せ~に。中国の春雨と違い太くてコシのある韓国春雨に、たっぷりつゆが染み込んでて、そう、なんというか、すき焼きの白滝の味!あのつゆが染み込んだ白滝っておいしくありません?あのおいしさがチャプチェなの。 このオイキムチ以外にも野菜サラダ、カクテキ、山くらげの和え物?みたいなおかずが何皿も出てくる。韓国=焼肉というイメージの人もいるけど、韓国ってほんとにモメチョッタ(身体にいい)の国なので、野菜もしっかり食べるのですよね。 そして締めはカムジャタン。ジャガイモの鍋です。スープの出汁に使うような豚の背骨をエゴマやネギと一緒に鍋にして、ゴロゴロのジャガイモを入れたもの。一味唐辛子で鍋は真っ赤ですが、舌が麻痺するような辛味ではないんです。辛い鍋の中から背骨を拾い、骨の近くの肉をこそげ落として食べます。魚もそうだけど、骨の近くの肉が一番おいしい。そして、そのエキスを吸ったジャガイモも煮えてきて、ほくほくのジャガイモをハフハフしながら食べます。ほっくりしたジャガイモの素朴な味と、スパイシーなスープ。すっごく合うんです、これが。 最後に、鍋の中のものをさらったあと、お店のお姉さんが「ポックンパッ」を作ってくれます。ポックンは炒める、パッはご飯。焼き飯だ。ノリとごま油と青菜を入れて、鍋の汁を味付けにするから、もううまいのなんのです。日本のお鍋の雑炊も大好きだけど、韓国のポックンパッもだーい好き。今回は辛いスープだったので、まるでキムチチャーハン。お鍋の途中でラミョン(インスタントラーメン)を入れてもおいしいんですけどね。こ、こんなにおいしくておなかイッパイになって、たったの2,100円!まあ、それ以外にチャムシル(焼酎)やマッコリ(どぶろく)を飲んだので、それなりのお値段になりましたが。1階と2階のメニューが違うのにはビックリでしたが、まあそれもケンチャナヨ!何を食べてもマシッソヨ!の兄夫食堂でした。