695916 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

はじめのいっぽのてまえ

はじめのいっぽのてまえ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2017.08.28
XML
カテゴリ:

 ■レビュー内容
 

「しいて気に入らないことと言えば、リンドーがお義母さんになるのかってことだけだわ」
 次から次へといろんなものに襲われて…。海王族、人魚族を書きたかったのかなぁ。弓香にはティッチとかモモとかいたけど、秀子にはホウさんと太郎くんなの?太郎くん、親友の息子だよ、あり?ホウさんに至っては手だけ、しかも1万~2万もいるし…。

 

■あらすじ【ネタバレ注意】■

 深門秀子、二十歳。国立大学医学部に退学届けを出した。昨年、両親を交通事故で失い、親友二人以外天涯孤独の身、アルバイトでも始めようと雑誌を開いていると、OL風の女性に声をかけられる。1台のワゴン車の前に連れていかれ、車の戸を開けるとその先に、砂漠が広がっていた。フォログラフィーか何かだと思っていると、後ろから押され、砂の上に転んでしまい、眼鏡が外れる。秀子は抗議もそこそこに眼鏡を探すが見つからない。後ろから涼やかな少年の声が聞こえる。眼鏡が秀子の目の前に突き出されると、礼を言って受け取る。めがねを拾ってくれたのは砂から生えた腕だった。悲鳴を上げ後ろを向き逃げようとするとさっきの女性から手のような触手が伸びてきて秀子を押しとどめようとする。女性の本来の手はネンゲの小せがれと呼ばれた涼やかな声の少年の首に巻きついていた。少年は、首からその腕を外し呪文を発すると、女性は形を崩しゼリーの様になってしまい、車ごと消えていなくなる。
 少年は太郎と名乗り、ゼリー状のものは食べたものを映す妖怪だとか、秀子が人の王と定められた身だとか、弓香からもらった指輪は人の指輪で帝王である証だとか、その力を使って放浪者の手と契約したのだとか話し出す。秀子は自分がおかしくなったのではと思いつつも、太郎のことをどことなく信じていた。秀子は自分のアパートへ帰ることにすると太郎は古ぼけた新聞の切り抜きを見せる。それは1月後の新聞記事で、自分が行方不明であることを報道していた。
 アパートへ着き太郎を招き入れ落ち着いて考えようとした秀子だったが、部屋の畳の一部に海が広がっていて、その海水が秀子を飲み込む。太郎は秀子を助けようと駆け寄るが、不明瞭な声が聞こえ、太郎が何かに胸を打たれ倒れるのを見る。
 秀子は気泡のようなものに包まれ海中にいた。やがて宮殿のような建物へ着き、エビのような妖怪マードラが現れる。ゼリーの妖怪と目的は同じで自分達の帝王になれと言う。秀子が拒否すると我が帝王とならないのなら殺すと気泡をどんどん小さくする。秀子は放浪者の手のことを思い出し助けを願うと、足元から手が現れ秀子の手を取りその場から逃げ出す。
 マードラの執拗な追っ手をかわし、秀子は島にたどり着く。身を隠すため林に分け入ると今度は人魚と出くわす。その人魚は毒蛇にかまれ怪我をしており、秀子は傷口から毒を吸い出し治療し始め治れと念ずると指輪が発光し傷口が綺麗に治ってしまう。その人魚はシンジュヒメと名乗り、毒蛇は海妖の嫌がらせか世界征服を企むネンゲの帝王リンドー・ユミカではないかと言う。そして、秀子に人魚族の国へ来て、帝王になってほしいと言う。秀子はリンドー・ユミカと言う名と、またしても同じ申し出に困惑する。
 秀子は放浪者の手にホウさんと名付け、シンジュヒメには噓をついてホウさんの呪術で島を抜け出す。秀子は、ホウさんにネンゲへ行くことは出来ないがゼリー妖怪の国へならいけると言われ、ゼリー妖怪が使った界渡りの輪を手に入れ、元の世界へ帰ろうと思いつく。海へ出るとまたしてもマードラにつけ狙われるが、ホウさんの機転で危機を脱し、ゼリー妖怪の国へ着く。秀子はゼリー妖怪にシンジュヒメからもらった海王の短剣を見せ、帝王になってほしくば貢物を持って来いと言う。しばらく時間をと言い残しゼリー妖怪が姿を消す。秀子が待ちくたびれていると、突然巨大な手のひらで包み込まれ、どこかへ連れていかれてしまった。
 秀子は巨大な手のひらが人魚族の男だと気付く。シンジュヒメが騙されたと知って怒ったのだろうかと推測する。やがて、大きなテーブルの上に降ろされ、巨人はシンジュヒメの兄でナダと名乗る。ナダは、秀子が人質と客との中間だと言い、自由以外は何でも与えると言う。客とは秀子が帝王であるためで、人質とはネンゲ帝王リンドー・ユミカに対してのものだというが、ナダは半信半疑だと言う。ナダは半日ほどで戻ると言い残し部屋から出て行く。
 秀子は、噂に聞くリンドー・ユミカが親友の輪堂弓香かどうか判断しかねていた。しばらくすると、ホウさんが傷だらけの姿で戻ってくる。ホウさんの手には界渡りの輪があった。秀子は必死でホウさんの傷を癒す。治療が終わると秀子はホウさんに界渡りの輪の使い方を訪ねるが分からない。試行錯誤しているうちに突然異界に繋がってしまう。何度か繰り返すうち、ちゃんとした方法を用いないと行きたいところには行けないのだと分かる。しかし、その行動が危険を招き入れてしまう。突然、マードラが現れ、秀子を守ろうとしたホウさんの腕が切り落とされてしまう。マードラに首を締め上げられている秀子は太郎の霊気を感じる。マードラが手を離し絶叫を上げている。太郎はマードラを縛り上げ、遅くなったことを秀子に詫びる。
 秀子は訊かなければならないことを太郎に訊ねる。太郎の母リンドー・ユミカが自分の知っている輪堂弓香なのか。そして、リンドー・ユミカはこの世界を征服しようとしているのかと…。太郎はそうだと答える。秀子はひどく動揺する。そこにミズールと名乗る女性が現れ、海王族との交渉は決裂したと言う。ネンゲは海王族と結び海妖族を滅ぼそうと画策していたのだった。秀子はますます動揺する。ミズールは秀子の動揺に気付き、太郎が秀子に余計なことを言ったのだと悟り、太郎を叱責する。ミズールは、説明は弓香がするから一緒に来てほしいと言うが、秀子は考えがまとまらずここに残ると言う。ミズールは理解を示し、引き続き太郎に護衛を任せその場を去る。秀子は太郎にホウさんを見つけてほしいと言い、太郎は承知し界のはざまへ消える。
 しばらくすると、ナダが戻ってくる。事情は見張りとしていたヌーネコから知り、秀子にミズールらと一緒に行かなかったわけを尋ねるが、秀子は答えられない。ナダは、ネンゲと海妖との戦争になるかもしれないといい、秀子は戦争にならない方法はないかナダに訊ねる。ナダは、秀子が帝王になり、ネンゲに対抗できるほどの国を作れば戦争は避けられるはずだと言う。秀子は人の王となることを決意、ナダは誰の国でもない珊瑚礁へ行って国を作れと海図を映し出す玉を与える。それには海王族の紋章が刻まれており秀子の帝国を認めた証だと言う。
 ナダが部屋から出ると太郎が現れ、ホウさんを見つけたと言う。だが、今は漂流者になってしまっていて、助けるには放浪者の手全員との契約が必要と言う。秀子は帝王になることの意味を初めて知る。秀子は太郎に自分が帝王になったらリンドーに不都合ではないかと訊ねると、太郎は今大事なのはホウさんを助ける事ではないのか言われる。秀子は、人のためにと言う自身の存在意義を思い出す。
 秀子は太郎と界のはざまに入る。そこには、放浪者の手が集まっていたが、集団として統制がとれた状態ではなかった。太郎は、彼ら全員と契約すれば自ずとホウさんも現れ、治療も出来ると言う。契約には帝王と国民と国土が必要で、まだ国土がないから仮契約となると太郎が言うと、秀子はナダからもらった玉を出し、ここを国土とすると言う。太郎はここは封の珊瑚礁と言われており、「封の珊瑚礁の封を破る者は、領土なき異界の帝王」という言い伝えがあるのだと言う。太郎は契約の方法を説明するが、秀子はすぐには出来そうもない。太郎はまず自分が秀子と契約し、太郎を媒介として放浪者の手と契約しようと言い、秀子は太郎と契約する。放浪者の手との契約は太郎が呪術を使い秀子との契約を補助する。途中、切られたホウさんの腕のもやって来て、秀子は大事に抱え上げ太郎に腕を繋いでもらうと元通り元気になる。
 契約が完了し、秀子と放浪者の手達は、封の珊瑚礁へ到着する。太郎が驚きの声を発し、放浪者の手はこの珊瑚礁と同化し体としてしまったと言う。秀子は、帝王として放浪者の手達と暮らし始める。数日が立ち、秀子は懐かしい声を聴く。弓香との再会、そして…。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2017.08.28 13:24:27
コメント(0) | コメントを書く


PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Category

カテゴリ未分類

(0)

映画

(143)

日記

(8)

スポーツ

(11)

(89)

うちのワンコ

(1)

まんが

(1789)

ドラマ

(40)

Calendar

Comments

 あおいまりい@ Re:『ピアノレッスン』(10/27) はじめまして! ピアノレッスンという映…
 知りたい人@ この映画大好きです。 いい映画紹介されていますね。 私もこの…
 きん☆ぎん☆すなご@ Re[1]:『どら平太』(11/09) たこちゃん★~KIREI~を知りたい!さん。…
 たこちゃん★~KIREI~を知りたい!@ Re:『どら平太』(11/09) はじめまして。 私も、どら平太を見まし…
 きん☆ぎん☆すなご@ Re:私も。(10/19) tatoまめさん。こんにちは。 >蝶衣を…
 tatoまめ@ 私も。 最近この作品を観ました。 全体の深く張…

© Rakuten Group, Inc.