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カテゴリ:医療問題
昨日読売新聞で教育面で大学生の人へのメッセ-ジがありました。
大学では研究者が学生の教育をしているが、必ずしも教え方がうまいとは限らないと言う事でした。 研究は自分だけがわかればよく1人でも黙々とやれますが、教育となると自分の研究の事をわかるように説明しなくてはいけません。 学生さんもどこまで理解できるか人によって違うと思うので、どこまで説明すればわかってもらえるか難しいことと思います。 そして、その教え方で、学生さんがその事に興味を持つかにも影響するので、大変なことだと思います。 私は高校生の時、数学の先生になろうか、医学の研究をしようか迷いました。 まだ生物化学、生命科学という分野はできていなかったころでした。 結局、公費で無料で行ける臨床検査技師学校への進学を決めました。 この頃は国立大学の医学の研究に国から予算がたくさんきていたようです。 卒業後の進路は大学の研究室に決めました。 ただし、その頃から人員が削減されて、非常勤職員で4年しかいられませんでした。 大卒や医学部卒でないので、自分での研究というより、標本作りや写真の手伝いなどの補助的な仕事をしていました。 その間夜間で化学の勉強をして大学を卒業しました。 やはり、病院で実際に検査をして患者さんの役に立ちたいという思いもあり、7年間東京の病院で働きました。 その間も検査が機械化、コンピュ-タ-化されたり、エイズの検査も増えたり、いろいろ変わっていきました。 そのため働いている間も採血の勉強や講演を聞いたり、試薬会社の講習に行ったり新しい事を学びました。 その後、出産を機に仕事を辞めました。 当直、日直、早番、採血当番などがあり、通勤にも1時間かかり続けることは難しかったのです。 4年後には病理の研究室で、顕微鏡を見て細胞を書く仕事をしました。 開業医の先生の論文の手伝いでした。 その後、母校の恩師から頼まれて研究補助の仕事をしました。 景気も悪くなり、共同研究の会社も研究補助員の費用が出せなくなり、その後も教授の定年までお手伝いをしていました。 自分がいろいろ仕事をしてみると、教授は教育だけでなく、教授会や事務的な仕事も多くて、ご自身では論文の研究が出来ない事がわかりました。 研究の実験を実際するのは学生さんや私たちのような研究補助員でした。 医学部では基礎と臨床に分かれていますが、私は主に基礎研究のお手伝いをしていました。 臨床の研究は診察や教育の方に時間がとられるので余計に難しいのだと思います。 私のいとこの女医さんはアメリカに5年行って研究をして、最近帰国しました。 5年間の間にはかなり変わっていて、内科医で診療するために覚える事が多くて大変だそうです。独身でも忙しいようです。 せっかく研究してきたことを臨床に生かしてうまくやっていくのはなかなか難しいことだと思います。 ましてや一度家庭に入ってしまうと医学の進歩についていけなくなってしまいます。 医学の進歩はうれしいですが、職場復帰は難しくなるものです。 実際医師を選ぶ場合にも患者としてはベテランの先生でないと心配なものです。 いろいろすべてうまくいくのは難しいと感じます。 朝顔が高いところで咲いているので、下からではせっかくの花が見えにくくなってしまいました。 白い花は花びらが薄くて破れやすいのですが、涼しそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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