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カテゴリ:医療問題
年末にがん関連の週刊誌とテレビを見ました。
見るのは怖いような気がしても、やはり気になってしまい、週刊誌を買い、テレビを録画しました。 まずは週刊文春の対談からです。 立花隆さんのNHKスペシャルは大きな話題を呼んだそうです。 2年がかりの取材でがんとは何かに正面から取り組んだのだそうです。 立花隆さんは自分ががんを体験し、柳田邦男さんはがん患者を取材し本にまとめてきて、がんに対する考え方や生死に対する考えが変わってきたそうです。がんが実際の命を取るまでには相当な時間がかかるので、「がんでよかった」「死ぬならがんで死にたい」と思うようになった事には驚きました。 又、がんに対しての間違った情報が多すぎる、がんは治るので抗がん剤が効くので副作用に耐えて生き抜くことに価値があるような情報が流れすぎた、可能性のないところに可能性を見出し一生懸命に追求する事が正しい生き方と思ってしまうのは問題だと立花隆さんは考えているそうです。だから抗がん剤は自分は使わないそうです。 抗がん剤に関しては以前も論争があり、人によっては無駄だと思い、反対に抗がん剤によって良い方に向かったり、抗がん剤を使わなかったために死期を早める事もあり、考え方、使い方は本当に難しいし、選択も迷うところだと思います。 がんは種類によっても患者によっても違うので一般論は出すのが難しい、サイエンスが出せない答えだという事は同感し、納得しました。 以前よりがんは治ったり、進行を抑える事が出来るようになりましたが、やはり直すのは難しい事は間違いないと思います。 ただ、あまり怖がっていても前には進めない気がします。 今読んでいる鎌田實先生の本では、がん患者の半数がうつ状態にあるそうです。 心や精神的な問題も大事だろうなと思います。 NHKの「働き盛りのがん」では、20歳30歳代でいろいろながんを体験した人が対談していました。 5回以上手術をし、20年以上も生きて仕事をされてきた人には驚きました。 職場の理解を得るのは難しく、働き盛りにがんになるのは金銭面でも大変だなあと思いました。 若いので発見が遅れたと言う話も多く気になりました。 患者さんばかりではなく医療者側も若いということでがんではないとの思い込みがあるのは心配です。 せっかく検診をしていても早くに見つけられなかった話も私が入院中に良く聞きました。 若い人でも検診が大事で、医療者側も決め付けないでよく見て患者側の話を聞くことが大事だと思います。 又、手術後も何回も定期的に病院に行く事が職場に理解されないとの話も出ました。 こういう事は体験者でなくてはわからないだろうとは思いますが、仕事を続けるに当たっては職場の理解が重要だと感じました。 若い人にも増え、身近でも増えてきたがんについて、体験者はもっと語り、体験していない人も人事とは思わずに考えていかなければいけないなあと思いました。 検診には抵抗があるものが多いですが、私も今年は50歳ですので乳がん検診も胃カメラもやろうかなと思います。占いの本を見て、再発や持病は早く見つけて治療すれば良いと書かれてあったので余計に気になりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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