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カテゴリ:Politics
今回契約に従って、東京・上野動物園のシャンシャン(5)、和歌山・白浜町アドベンチャーワールドの桜浜・桃浜(8)双子、永明(30)が返還されることになりました。
何とも可愛く魅力的なパンダは、何処の動物園でも人気トップであり、貴重な絶滅危惧種ですので、中国に高額なレンタル料を払うことも納得出来るのです。 シャンシャン画像は朝日新聞Webサイトから借用致しました。 しかし、国家友好の証とするパンダ外交として政治的な動きもあり、中国政府が大切に保護飼育しているのか些か疑問が出て来ている様です。 パンダを借りだすことに成功した西側の動物園や政府は、しばしばそれが「野生パンダの保全」につながっていると主張する。パンダを借りる年間レンタル料100万ドル。その70%が、「中国内のジャイアントパンダの保全」に使われると契約書には書かれているからだ。だが、外国人は、支払ったお金の用途に口をはさむことはできない。 パンダ専門家は、「過去に、このお金の一部が着服されたことは確実です。外国の動物園や政府は、支払ったお金が何に使われているのか、把握出来ません」と言いますし、又、他のパンダ専門家も、「パンダを外国の動物園に貸与して得られるお金は、パンダの保全に使うことになっていますが、そうなっていません」と慨嘆しています。 当初、中国には飼育下のパンダが100頭しかおらず、野生のパンダを捕獲して飼育数を増やすこともおこなわれていた。 1990年代半ば、中国政府が米国のサンディエゴ動物園とスミソニアン協会の人工授精と飼育管理の専門家に連絡をとって、飼育パンダ数を300頭に引き上げるという壮大な目標を掲げていた。その目標達成のために、米国人専門家の助力を仰いだのである。 現在、中国政府は、この米国人専門家の貢献について言及することはない。だが、2004年頃から赤ちゃんパンダが続々と生まれるようになった背景には、この米中の共同作業があったことは確実だ。中国は、当初の目標だった「飼育パンダの数300頭」を5年ほど前に突破し、目標値は500頭に引き上げられた。 野生のパンダは国家林業局の管轄だが、動物園のパンダは住宅都市農村建設部の管轄、赤ちゃんパンダが生存すれば、政府からボーナスが出る仕組みになっており、そのボーナスをめぐって激しい競争を繰り広げている。 中国のパンダ繁殖施設は、しばしば「パンダ製造工場」化しているとのことだ。繁殖可能なメスは、野生のパンダより高頻度で出産を強要されているという。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.02.22 08:10:15
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