カテゴリ:俳句・エッセイ
今日は、午前中は、俳句関連図書の読書感想文を書き、午後は、比叡山延暦寺と高野山金剛峰寺のDVDを見た。
俳句関連図書は、昨日読んだ伊丹三樹彦の「写俳亭俳話80年」である。伊丹三樹彦氏は、大正九年伊丹市に生れ、三木市で育ち、神戸で働く。本名は岩田秀雄、別名は写俳亭。昭和八年から長谷川かな女の「水明」で俳句を始める。十二年から日野草城の「旗艦」に投句。戦後「まるめろ」を創刊。三十一年、草城の「青玄」を継承して主幹となる。四十五年、写真と俳句の相乗による「写俳」運動を創始。平成十八年脳梗塞で倒れるまで「星玄」主宰として活躍。この間、文部大臣地域文化功労者表彰をはじめ数々の受賞歴がある。句集は『仏恋』をはじめ8冊。写俳集は18冊ある。現在、現代俳句協会顧問、「青群」顧問。尼崎市在住。 『写俳亭俳話80年』は、氏の俳句人生80年を振り返って、過去の出来事、思い出を書きつづった言わば自分史のようなものである。今回は2巻発刊されたが、1巻に40話ずつ収録されており、2巻で計80話となっている。一話平均440字で、その間段落はない。文章は簡潔で短い。1冊を一気読みすれば1時間ほどで読めるほどの分量である。 しかし、その内容は濃い。氏の趣味の広さ、交友関係の広さ、辿って来た人生には驚くようなことが多いのである。ただ、記述は時系列ではなく、ある程度整理はされているとは言え、時代が飛ぶので、読者の頭が付いて行かないこともしばしばあった。 画像は、「写俳亭俳話80年」の表紙。 お寺のDVDは、「比叡山」はお寺の概要を紹介したもの、「高野山」は四季の景観を声明を背景に写したものだった。 後者の声明がよかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.03.03 20:10:54
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