イカメタル遊漁用イカ水槽を使ってみた!
今日は船にイカ水槽がある場合と、イカをクーラーにダイレクト入れる方式の違いについて考察してみた。先ずは手返しの速さだ。これはイカ水槽の場合、クーラーの蓋の開け閉めがないため少し早い。次にイカの絞め効率だ。こちらは毎回クーラーに入れる方式の方が、イカ水槽から絞めてクーラーに入れるより安全だ。元気で特に大型のケンサキイカは絞める際に嚙みついてくる。これがまた痛いのだ。毎回クーラーに入れる方式だと、クーラー投入後に一旦竿をタナに落とす作業が入る為、クーラー内で冷えて絞める際に噛みつく元気がなくなるのだ。次に氷の持ちだが、これはイカ水槽がある場合の方が圧倒的にクーラーの蓋の開け閉めが少なくなるので氷が全解けないのに対し、毎回蓋を開けてクーラーにイカを投入するやり方だと氷はすぐに解けてしまう。最後にクーラーのイカ墨汚れだが、これは圧倒的にイカ水槽の方がクーラー内は綺麗になる。なぜならイカ水槽内で墨をある程度吐いてくれるからだ。しかし、あまりプレッシャーのない快適な水槽を用意すると水槽内で墨を吐かずにクーラー内で吐いてくれるのでクーラーが素晴らしくきれいに保たれはしない。どちらのやり方も一長一短というのが結論なんだが、問題はイカ水槽をお客さんが喜ぶかどうかだ。私は水槽より集魚用電装設備の能力と使い方が釣果を大きく分ける重要なポイントだという事をこの2日間の実釣で痛感した。たくさん釣れた方がお客さんは確実に喜んでくれるのだ。