|
テーマ:気になったニュース(30262)
カテゴリ:風の詩
戦争が終って65年経った。
未だに旧日本軍の残した戦争の遺物が、旧日本軍が展開した国々島々で残っている。特に中国は満州国建設から敗戦まで日本が占領しただけに、旧日本軍の遺物は多い。多くの不発弾発見のニュースは、後を絶たない。 中国では多くの化学兵器が残された。 731部隊の細菌兵器もその一種に違いないと化学兵器で、改めて思うが高度な兵器だ。化学兵器は中国でしか使用されなかった。高度な科学的技術と、化学的知識が必要な化学兵器は、ベトナム戦争の枯葉剤の原点でもある。 その化学兵器廃棄処理が本格的に始まると言う。 その記念式典が1日に開かれたと言う。中国では残る旧日本軍の化学兵器が30万発以上と言う。金属探知機を使って手作業の発掘は気の遠くなるような作業が続くと言う。日本政府は、更に、2か所の処理施設建設を予定していると言う。 戦争は65年前に終った。 しかし、戦争の傷跡や遺物は未だに生々しく残る。身体の傷は癒えても、心の傷は癒えることもない。また、体の傷が完全に癒えることも少ない。生き残ったのは幸運だ。そんな幸運の中で、多くの人々は生き残った事に罪を感じて長い年月沈黙して生きた。 65年の歳月で戦争体験者は少なくなった。 戦争も風化し、抽象的にしか知ることができなくなっても、未だに戦争の遺物が多く発見される。中国大陸に残る化学兵器が、戦争の証言者のように65年後の今日姿を現す。それにしてもと考える。旧日本軍の凄さを考える。 旧日本軍の展開図は広大だ。 朝鮮半島から、中国大陸、東南アジア、南北太平洋の島々。そして、ビルマからインドまでだ。化学兵器の残るのは中国だけだが、多くの地域で、旧日本軍の残した遺物がある。65年経っても、未だいえぬ傷に苦しむ人がそんな地域に多くいる。 民主党の代表戦の始まった時期。 そんな時期、旧日本軍の残した化学兵器のニュースは、何かの示唆的なニュースとこじつけ的に考えたい。特別の意味を与えるニュースになって欲しいと思う。普天間基地移設問題への示唆的な何かをと願う、旧日本軍の化学兵器処理のニュースだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.09.02 17:58:49
コメント(0) | コメントを書く
[風の詩] カテゴリの最新記事
|
|