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カテゴリ:今日の一言
10月24日朝日新聞三重熊野版に衝撃的な記事だ。
「東紀州 高い自殺率」 尾鷲・熊の保険所管内が深刻 各保険所管内の自殺率の棒グラフで、尾鷲がトップで熊野がその次で、両保険所管内の自殺者数が抜きん出ている。東紀州、紀南地方、と呼ばれる、三重県の南の2つの市、尾鷲市と熊野町をを中心にした地方であり、熊野保険所圏内は、熊野市と南牟婁郡御浜町や紀宝町も含まれる。 経済不況と自殺の関係や、過疎地と自殺の関係が論じられている。経済不況と自殺の関係は分かるにしても、過疎地と自殺の関係は理解できない。はたして過疎地と自殺の相関関係があるのかと、改めて考えるても、そんな事はないとしか言いようがない。 2003~2007年までの三重県の人口10万人あたりの自殺率は21.2人。尾鷲保険所管内は35.8人で、熊野保険所管内は29.3人だという。統計の数字を見ても信じ難い思いになる。自分の周辺で自殺があったなど聞いたことがないが、自殺がニュースになることは滅多にないのだろう。 自殺防止の啓発運動や、いのちの電話相談などのポスターはよく見かける。去年10月には、「東紀州地域自殺対策連絡会」が活動を解している。また、地元の演劇グループの自殺防止啓発劇などのポスターも目にしているが、自分の生活空間の中での自殺の多さは知らなかった。 NPOなど自殺防止活動も盛んに行われ、ボランテイア団体も自殺防止の為の活動を続けている。24時間体制の電話相談なども行われている。多くの人が、多くの悩みのある人が、相談されることを願っている。兎に角、誰かに話をしてみる。兎に角、電話してみよう。自殺を考える前に電話をして、誰かに話してみよう。 自殺の生活空間の高い自殺率など信じたくない。自分の周辺で、自殺者がでる要因などあるとは思いたくない。あるいは、知らず知らずに、自分がその要因になっている可能性もあるのではと、そんな思いで見る記事には、自分に問いかける声が潜んでいる気もする。そして、自分も自殺者の救いになる場所にいるのだと言われている気がする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.10.24 21:34:24
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