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テーマ:政治について(20202)
カテゴリ:政治的
小沢一郎強制起訴。
そして秘書3人の裁判が始った。 強制起訴の公判は、 まだまだ先だ。 3人の秘書の裁判は始り、 3人は起訴内容を否認した。 小沢一郎資金管理団体「陸山会」の2004年の土地購入事実を2004年分ではなく2005年分の収支報告書に記載したなどの政治資金規正法違反容疑だ。何とも、素人の一般国民には、分かりにくいからくりだが、虚偽記載ではなく、うっかりミスで、訂正すれば文句ないだろうと言うのが、小沢一郎側の主張であり、裁判勝利の、様々な、要素が積み重なったようだ。日本の捜査機関、特に東京地検特捜部のていたらくが証明されそうな裁判とも言えそうな裁判の始まりだ。ある意味、日本の政治裁判の重要な裁判の始まりだ。 それにしてはと思うのは、小沢一郎さんの凄さだ。天の声以上の小沢さんの声と思う。何かあった時はグループを引き連れて威厳を示し、何かを発表する時は小沢ガールを従え、威厳が華やかさで縁取られ、言葉の一つ一つがより強く響く。私は何時でも水戸黄門を思い出す。水戸黄門以上に多くの従者を従える小沢さんだ。 全ての国民が、その凄さは十分過ぎるくらい知っている。でも、日本の司法当局も、小沢さんの凄さには太刀打ちできないようだ。元秘書3人は、「虚偽記載との意識はなかった」と主張し、弁護団は「虚偽記載に該当するものではない」と無罪を主張したという。 検察側は冒頭陳述で「4億円には公共工事受注に関するゼネコンからの謝礼金が含まれていて、秘書は金の出何処を公にすることができなかった」と、虚偽記載の動機を指摘しました。 強制起訴と、秘書3人の政治資金規正法違反裁判。小沢さんの凄さは兎も角として、政治世界のどろどろとした闇がみえるようだ。政治と金の問題解決のための政治資金規正法のはずが、更なる政治と金の闇を作り出した。政治が複雑な利権と絡み合う。結局政治はと呆れ感覚でみると、クリーンな政治とは大凡無関係な小沢的政治が日本の政治、いや政治の世界であり、世界の政治である。 政党助成金の意味もなくなり、その政党助成金さえ、政党解散時に消えているという。小沢さんは日本の政治を左右し、いや、日本の政治を支配する。国会の政治倫理委員会も,証人喚問も、軽々と交わす。小沢ガールズを従え、ご満悦の小沢さんの顔が浮かぶ。 秘書3人の裁判では、なんと言っても注目は、石川知裕議員だ。虚偽記載を認め、小沢関与を認めた調書に署名した。しかし、保釈後、調書は検察官の誘導と主張している。そして、再聴取ではICレコーダーで、検事とのやり取りを録音して、裁判に備えた。検察特捜部の不始末が、小沢政治資金裁判に有利に働く。取り調べ感じが、不始末検事では、裁判官の判断は小沢側に有利になるのは人情だ。信頼できない検察の取調べ調書での裁判は、検察には厳しくなる。 裁判での最大の関心は、中堅ゼネコン「水谷建設」からの1億円の裏献金でも、検察調書の信憑性だけが争われる、情けない裁判になりそうだ。当分は日本の政治は闇の中にあるようだ。菅政権も野党自民党も、小沢さんを攻め立てることは出来ない。検察も裁判所も小沢さんを裁けない。なら、小沢的政治は続くことになり、小沢グループは強くなる。小沢ガールズは更に多くなる。 そんな思いになる、小沢三秘書の裁判だ。裁判は17回の公判があるという。17回の後半で、何が明らかになるかは未知数だが、何かが明らかになることも期待しないのが常識のような気もする。東京地検特捜部に幻滅しているから、東京地検特捜部が、政治の闇を浮かび上がらせることは出来ないと思っている。それは、日本の国民にとっては悲しい現実である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.02.07 21:14:48
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