後編☆銀河新年の幕開け
さて、さっそくですが後編です。正木さんは、植林活動以外にも若者たちとともに、平和を祈りながら出雲から青森まで歩く「walk9/おむすび巡礼」の活動なども有名ですが、この秋はハワイの伝統的なセルフヒーリングである「ホ・オポノポノ」で日本を浄化しながら女性たちが歩くという試みをしながら、地域に根差したマルシェも行い、思いを同じくする人たちと集うということをされています。ところでこのハワイに伝わるセルフヒーリング「ホ・オポノポノ」ってみなさん知っていますか?小錦さんが本を出していたり、結構いろいろな本が出て売れているようなので、ご存知の方も多いかなと思います。ホ・オポノポノのセルフヒーリングとは、「どんな出来事も、100%自分の潜在意識の記憶の現れである」として、その記憶を「クリーニング」するため、自分の記憶に向かって心の中で「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」「ありがとう」 の4つの言葉を唱えるという簡単なもの。たったそれだけで、どんどんクリーニングされていくと言う、実にシンプルなものです。私がこれを知ったのは、実は母親からでして。3年前くらいかな。母がポノポノの本を買って、急にこれに凝り出して(笑)私にも本を送ってきて、あんたもやるといいよーって。私はもともと精神世界の本や瞑想の本や仏典をいろいろ読んできているのですが、要するにそのすべてが集約された方法で、これは真理だなとすぐ分かりました。何と言いますか、必ずしもこの方法でなくてもいいのですが、真理に繋がっている方法なので、これでもいいと言いますか。自分のまわりに起きる出来事、気になる世界の出来事を、誰かのせいにして怒ることも出来ますが、すべては自分の潜在意識が現実化させたものだと考え、いったんすべての責任を自分で引き受けてしまうことが、ポノポノの最大のポイント。引き受けただけでは、責任が重すぎてつらすぎますが、ごめんなさい、ゆるしてください、愛しています、ありがとうって言って手離してしまう。そしたら浄化されて消えてしまうと言うんだから、最高です。私は究極的には、この世はすべて自分たちの潜在意識の現れによって出来ていると思っていますが、こう考えていると誰かのせいには出来ないし、すべての出来事にたいして「関係ないよ」という事は出来ません。そう、すべてが自分に関係あり、すべては自分の責任でもあり、そしてそのすべてを自分で浄化も出来るというわけです。それを、実にわかりやすくしたのがポノポノ。これがホントだとか嘘だとかはどうでもよくて、実際すべての人がこのように考えている社会は、かなり平和で愛に満ちた世界になると思います。実際、昔からマイナス思考で愚痴が多かったうちの母は、これに凝り出して3年はすごく愚痴が減り、かなり前向きでした。今はあきちゃってやめちゃったんですが、やめたとたん、また以前の愚痴が再発しちゃいました。またやってくれるといいんですけど(笑)さて、鬼一家も正木さんやUAさんたちのギャザリングに、無事合流。夏以来のUAさんとの再会です。大湿帯という沖縄本島のやんばるにある秘境で、大きなたき火を囲んで、ライブを聞いたり、フラダンスを見たり、正木さんのお話を聞いたりしてすごしました。瀬戸内短期大学の農学博士の名護教授もいらしてて、お話をされていましたが、この話も奇想天外で面白かったです。沖縄の神歌に数多く出現する「赤椀の世直し」とは、2000年前の弥生時代中期から後期にかけて、沖縄に赤色の土器(赤椀)をもつアマミコ(奄美から来た女神?)達が来たことを意味し、彼らの来島の目的は、日本本土の戦乱の世をいさめ、縄文的平和社会へ復活させる世直しだったと。実際沖縄の神歌の多くに「ヤマトから下りたる赤椀の世直し」と謡われているんですって。世直しとはどうやら女神たちが主導した、縄文的平和社会への一種の復古運動であったようだと(笑)いや~夢があるというか、聞けば聞くほど面白い!正木さんたちの「ぽのぽのウォーク」も、これからの新しい時代を作るのは女性達だということで、女性が歩いています。女性が変わると男も変わる。それに女性の発想を活かすと、もっとすごしやすい社会になるように思います。次の日は、朝から普天間基地までの大規模反戦パレードにUAさんと正木さんチームも参加されると言うので、私たちも初めて参加させて頂きました。「NO WAR LOVE MUSIC」の旗です。UAさん正木さんチームはサウンド隊で、音楽を奏でながら歌いながらのデモです。ものすごく人が多かったので途中UAさんたちとはぐれてしまい、私たちはフランダンスチームの後ろにいて、割烹着~ずに参加できなかったのが心残りなのですが、それでも普天間基地大山ゲートまでのウォークは、とても貴重な体験でした。↑正木さん夫妻私のデモの経験は、今年に入ってからの原発関連のものだけ。脱原発パレードや、首相官邸前抗議行動などです。でも、今回のこのパレードは、そういったものとは何かが違いました。なんと言いますか、、、怒りがないのです。もちろん、怒っている方はものすごく怒っているのだと思います。ただサウンドチームにいる限り、それは全然感じなかった。原発はもうやめよう、再稼働はもうやめよう、、そういったデモと今回のデモももちろん魂では繋がっているものだと感じます。でも沖縄がかかえている基地問題は、とても長い年月の根深い問題で。そこに漂っていたのは、とてつもない深い痛みと悲しみでした。私達都民は、自分たちが使う電気の一部を福島県に原発という形で作ってもらっていた。このことに、関心を持ってこなかったあげくが、今の福島の苦しみを産んだ。日本全国の原発の使用済み核燃料を、青森県の六ヶ所村の再処理工場に集結させ、その中から核燃料のウランとプルトニウムを取り出していた。この再処理工場から空と海に放出される放射能は、たった1日で、通常の原発の1年分だそうです。このことにもっともっと関心を持つべきだった。この基地問題も、同じじゃないんだろうか。基地の有無とか、中国の脅威とか、国防軍とかそういうこと以前に。米軍の基地問題は、日本人すべてが背負うべき問題。すべての日本人が、その必要性も含めて等しく考えなければいけない問題です。在日米軍基地の、なんと約74%が沖縄に集中しているのです。日々の騒音や事故、米兵による犯罪、戦争に加担するかもしれない心理的重圧など。それを、沖縄の人だけに背負わせて、こうして苦しめているのはやはりおかしい。沖縄にここまで基地が集中する軍事的理由は、そこまで大きくはないそうです。誰かに犠牲を強いて、その上で成り立っている平和など嘘だと思います。12月23日沖縄うまんちゅ大行動 サウンドカーLOVE沖縄号 UA&割烹着~ず 動画↑この日の普天間までの行進のUAさんと正木さん夫妻の動画です。みんな、愛と平和を祈って歌っている。そこには怒りはありません。普天間大山ゲートに着いたら、首相官邸前みたいにもっと叫んでデモをするのかと思ったら、まったくでした。そこで、フラダンスを踊ったり歌ったりね。みんな平和に、安心して幸せに暮らしたいだけ、本当にそれだけなんだと思いました。UAさんや正木さんがこのパレードで歌っていた「ぽのぽのマーチ」です。ハワイアンの曲にのせて。こんなにも深く 傷つけてしまったいのちの繋がりを みどり深き地球よごめんなさい 許して下さい愛してる ありがとうごめんなさい 許して下さい愛してる ありがとうこんなにも広く 汚してしまったいのちの水の環を みどり深き地球をごめんなさい 許して下さい愛してる ありがとうごめんなさい 許して下さい愛してる ありがとう涙が出ました。すべてを自分の問題として一度引き受けて、それを浄化して手離すのがホ・オポノポノ。まさにその祈りで、歌で、地球を、人間を、清めようとしてくれているんだなと思いました。怒りは怒りしか生まない。恨みは恨みしか生まない。だからこそ浄化と愛のパワーが、今大切なんだと思います。銀河新年あけましておめでとうございます!どうぞ、よい年をお迎えください!!ブログ村人気ランキングへ