瑠璃ほぎ日記～遊び&波乗りせむとや生まれけむ～

朝晩めっきり涼しくなりました。
涼しくて目覚めて、窓を開けてひやっとします。
あぁ・・秋が深まっているとしみじみ感じます。

前回に引き続き、大好きな段菊です。5年ほど前に、上中里の花屋で買った紫の小ぶりの一鉢が増えに増えて、今や大きなプランター3つになっています。途中からピンクも挿し木をしたところ、これも根付いて色鮮やかに楽しませてくれています。

年を重ねると、植物を育てるのが上手になります。きっと、成長の度合いや育つリズムが共鳴しやすくなるのではないかと感じていますが、要するにスピードが落ちて「待てる」ようになります。
20代から30代の頃の私は、畑も植木も花も、すべて見事に枯らしていました。あのサボテンもです。
だからずっと植物を育てる才能がないと思っていましたが、今は違います。
花、木、畑のものもだいたい大丈夫。大好きです。
年はとるものですね～新しい自分に会えます。



なかなか旅に行けない日々ですが、訪れる旅人を迎える仕事でもあるので、彼らのまとう風を感じながら話を交わし、共に空を見上げています。
ありがたいことにこの職場も、十分に秋を感じる自然豊かな場所です。
しかし、秋の気配に漂泊の思い止まず、とは誰が言いましたか、芭蕉か山頭火か蕪村か。
本当にうまいこと言うものです。魂が、風と共に空に舞い上るような心地がします。

ところで。

先日、職場にそれは大事なお客様がいらっしゃいました。
もう数か月前から準備して失礼のないようにとりはからい、当日は精一杯のおもてなしを職員はじめ多くの人が力を合わせて行いました。
おかげさまで無事に楽しまれて行かれたようで、職場全員がホッとして心から喜んだのでした。

こちらから出向くことはなくともこうした出会いもあるものだと、なんだか気持ちがあたたかくなる出来事でした。

人生は旅のごとく、まさにまさに。




ところで、10月4日は仲秋の名月、その二日後の10月6日は満月を迎えます。　​「月の祈りの会」​は6日ですので、夜11時からご参加ください。

また現在、【寿ぎ暦2018】、着々と作成中です。ちょこちょこ作成状況もお知らせしたいと思います。お楽しみにお待ちください。
先日2名の方が、今年の暦の今月の「月読命」の絵をご覧になって、今年の暦をお求めいただきました。あと3ヶ月と言うのに、本当に嬉しいことでした。

ではでは皆様、新米に梨に柿に栗などなど、収穫の秋を満喫しましょう。