値打ちのあるわらび餅
数日前、朝のごミサのあとで、ガールスカウト担当の信者さんに訊かれた、今度の教会学校のネタは何かって。じゃがいもからでんぷんをとって、わらび餅作ってみようかと思ってますー。前々からやってみたかったんだけど、時間的に不安で実行しかねてた。でも、おじゃがのおいしい季節だし、やってみようかなーと。今朝は雨だったので、ガールスカウトの子達が予定していた外での活動は難しいらしい。というわけで、みんなででんぷん取りに勤しむことになった。…だけど昨日仕事でばたばたしてたらお店閉まっちゃって、教会学校より1時間開始が早いガールさんたちが集まったころに『ちょっとおじゃが買ってきます~』とか言ってる、究極の泥縄。24時間営業のスーパーもありはするけど、産直市で買いたかったのさー。安いし新しいし、運がよければ無農薬おじゃがもあるし。運良く出くわしたお薬抜きおじゃがも含めて、5袋ばかりごろごろと。ついでに大豆も買って、バタバタと教会に戻った。(これはきな粉のもとっ☆)でんぷんとろう大作戦のほかにも、冷蔵庫にあったお米でおにぎりつくろう大作戦も、こちらはガールさん独自で同時進行。ご丁寧に今日は教会に巡礼(?)のお客様があるそうで、ごミサと、そのあとのちょっとしたお茶の準備まで。なんだか部屋中にひしめいております、おとなと子ども^^;ジャガイモを洗って、皮を剥いて…と思ったけれども、とれたて新じゃがで(表面の土が湿ってるのもあったくらい)、たわしでこすってる間に取れちゃったり、手で剥けちゃったり。ちょっと助かった。洗ったおじゃがをすりおろして、さらしの布(足りなかったから綿ローンのハンカチも使ってみた)で包んでてるてる坊主状態にし、それを水の中で振ったりもんだりして、でんぷんだけを取り出す。で、何度か水を替えながら沈殿させて、最後は水をよーく捨てたらスプーンなんかでかりかり削ると粉の固まりになり(ここはとっても不思議!)、それを乾かして、出来上がり。でも時間がなかったから、まだ水分を含んでる段階で、わらび餅作りに移行。大鍋に水と砂糖とでんぷんを入れて、混ぜながら火にかけて、さらさらの真っ白い水が透明のねばねばに変わるところは、やっぱりちびたちには感動ものの光景だったみたいだ。本当は沈殿を待ってる間にきな粉も作る気だったんだけれど、それはさすがに欲張りすぎ、と、子どもに指摘されて(^^;)、あ、やっぱり、と苦笑しつつ、ちゃんと買ってきてたきな粉を取り出して。本当は冷やして食べるはずだけど、そんな時間、ないったらない。というわけで、やけどしない程度に冷やしてから、きな粉のお皿を前にして待ち構えるちびたちの目の前に、ひとすくいずつ、ぼとん。いつぞやゆるゆるすぎのきび団子でも同じことしたなと苦笑しつつ、お皿3つにてんこ盛りのわらび餅、出来上がり。そりゃもう苦労しながらジャガイモをすって、でんぷん洗い出して、なんとまあ値打ちのあるわらび餅かと、みんなで笑いつつ。ちょうどお客様のお接待終わって戻ってきた人たちにもおいしいって喜んでもらえて、嬉しかったな。ガールさん製のでっかいおにぎりも、おいしくいただいて。それにしても。もったいないのは、でんぷんを洗い出したあとのおじゃが絞りかす(?!)。何かにできないかねぇと、みんなで額を寄せ合って。小麦粉か何か足して焼いてみたらどうかね、なんて言ってでんぷん戻すのかって笑い転げてみたりもして。実験してみようとお持ち帰りのお方が数人。明日話聞かせてもらおうっと♪……で、教会学校とジャガイモからでんぷんを取り出そう大作戦のいったいどこにどんな関連があるのかを100字程度で述べよ、と、いつもと同じような呟きを今日も繰り返して……まあいいのさー^^;(というわけで、証拠物件(?!)。時間が経ってきなこが水分吸ったから、 あんまりおいしくなさそうだけど…)↓