inoru
そんなにがんばらないでって 本当は言いたいがんばっているあなたを美しいと思うし心からの尊敬で見つめてもいるだけど時々苦しくなる魂を削るような痛々しささえにじむあなたの横顔にそんなにがんばらないでって 本当は言いたいそんなに急がなくったってそんなに張り詰めなくったってそんなに苦しまなくったって‥と息がつまりそうになるそこまで苦しまなくてもそこまでがんばらなくてもあなたは充分に美しいのにあなたはこんなに貴いのにそれでもあなたには行きたい場所があってあなたには届きたい世界があってあなたにはかなえたい夢があってそれが あなたにそうすることを求めるのだろうからだからがんばれって 私はいうがんばれって 私は叫ぶあなたが望む限り 負けないでがんばれって逃げないでがんばれってそして望むものを掴んでって安心して存分に苦しんで私はここで祈っている安心して存分にもがいて私はここで祈っている安心して存分に魂を削って私はここで祈っているどんなに苦しんでもどんなにもがいてもあなたが潰れることのないようにどんなに魂を削ってもそのことであなたがより強くなるように全ての想いをこめて祈り続けるから祈っている祈っている祈っている気の遠くなるような遠い道でもあなたが越えられるようにあなたが強くなるようにあなたが望む世界へたどり着けるように祈っている祈っている祈っているいのちがけの旅の日々それでも あなたに安らぎがあるようにそれでも あなたがほほえめるようにそれでも あなたがやさしい夜を過ごせるように祈っている祈っている祈っている道の険しさは変わらなくてもあなたの足元に 花が一輪開くようあなたの傍らを そよ風が通り抜けるようあなたの歩みを 陽と星が導き護るよう‥‥ 4年前の夏の日付で残っていることば。 とあるお方を心にとめながら、風に託した祈り。 本当は、そんなに苦しまなくても、と言いたいけれど、 たくさんたくさん考えて、それはその人に失礼だって思った。 もちろん、したくないがんばりなんて、後生だからしてほしくないけど。 ついでに『がんばれ』なんて言い方も、失礼だとは思うんだけど^^; 超えていけると信じてるから、心配はしない。 その人の進む道だから、手を出すこともしない。 何もできない、何もしない。 それは、私にとってちょっと苦しいことだけれど。 でも、もしその人に何か言えるとしたら、と思って紡いだ歌。 ちょっと、思うところあって、引っ張り出してきた。 時にはとても苦しい道を歩んでいるのだとわかっていても、 その人がその先にあるものを望んで進み続けるのだから、 私にできるのは、やっぱり祈ることだけ。 ……たいせつなあなたが、どうか望む場所へたどり着けますように。 (なぁんて、本人つかまえてはこっぱずかしくて言えたもんじゃないから ここに書く……^^; それはそれで別の意味でこっぱずかしいけど^^; まあ本人に届く必要なんてないわけで……神様ー、あとはよろしくお願いします☆)