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カテゴリ:ミステリー(推理小説)
「風少女」 樋口有介 創元推理文庫 648円
父危篤の報を受けて帰郷した斎木亮は、中学時代に好意を寄せていた川村麗子の妹・千里と偶然に出会う。そこで初めて知った、麗子の死。事故死という警察の判断に納得のいかない二人が、同級生を訪ね、独自の調査をはじめると・・・・・・。赤城下ろしが吹きすさぶ風の街・前橋を舞台に、若者たちの軌跡を活き活きと描き上げた、著者初期の代表作。大幅改稿で贈る、青春ミステリの決定版。(表紙カバーより) 2008年8月、読破。 著者のデビューから2作目で直木賞ノミネート作品。さすがに良くできています。まさに青春ミステリの決定版。青春の部分も、そしてミステリの部分も申し分なしです。登場人物全てがこの年代の若者としてうまく描かれています。樋口作品とはどうも波長が合うようです。 探偵役のふたりの関係は、テレビの2時間ドラマによくありそうなパターンで、ラストもお決まりのコースのような気がしますが、何度やられても微笑んでしまいそうなラストです。 やすくんの読書メーター お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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