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カテゴリ:ミステリー(推理小説)
「UFO大通り」 島田荘司 講談社ノベルス 880円
鎌倉の閑静な住宅街で起きた殺人事件。被害者は、白いシーツを全身に巻かれたうえ、フルフェイスのヘルメットをかぶり死んでいた・・・・・・。時を同じくし、事件があった家の二軒隣に住むお婆さんが、自宅前の道をUFOが通過し、裏山で宇宙人が戦争を始めた、と吹聴し始めた。目撃されたUFOと奇妙な殺人事件との関係に、御手洗潔が迫る!(表紙カバーより) 2008年11月、読破。 表題作「UFO大通り」と「傘を折る女」の中編2編から構成されています。 「UFO大通り」は、冒頭に大きな魅力的な謎が提示されますが、UFOの正体は、あんまりだし、宇宙人の方は、これを宇宙人の戦争と考えるのは、ちょっとしんどいのでは? 「傘を折る女」は、傘を車に轢かして折る行為から、御手洗潔が推理を展開していくのですが、別の推理もいくらでも考えられると思います。でも、この推理の展開がなかなか面白かったです。そして発見された殺人現場は、思いもよらない状況になっていました。この状況は、読者も驚きです。予想だにしない謎に包まれています。ここから面白さは、さらにグレードアップです・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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