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カテゴリ:ミステリー(推理小説)
「生まれ来る子供たちのために」 浦賀和宏 講談社ノベルス 880円
世界で一番醜く、孤独な男---八木剛士。 剛士を唯一支えてきた少女---松浦純菜。 だが、剛士の非道な行いにより二人の関係は崩壊し、彼の最後の拠り所であった、最愛の妹にまで悲劇が!! 運命に翻弄される剛士は、最後の復讐を開始する・・・・・・。 すべての絶望が向かう先には一体何が---!? ついに明かされる、剛士の出生の秘密! 松浦純菜シリーズ、堂々の最終巻!!(表紙カバーより) 2008年12月、読破。 ついに完結です。これでこのドギツイ物語を読まなくて済みます(笑)。最後(全9巻)までよく付合ったものです。でも9巻も続き、これだけ印象に残っているということは、松浦純菜シリーズの試みは、たぶん成功なんでしょうね。 今回も第一章「ある姉弟」は、救いようのない悲惨な物語。こんなエピソードはもうやめてくれと思うところからスタートです。最後は、一様、物語としては完結していますが、救いがないですね。最終章が、唯一美しい。 今回のシリーズ、3作目から狂い始めて、4作目の「史上最大の事件」で純菜が剛士から離れていきますが、もっと何か他に理由があるのではと思っていたのですが、特になかったのですね。純菜には、ちょっと失望。 浦賀作品、次作が出れば、また買うでしょうね。安藤直樹シリーズよかったですからね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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