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カテゴリ:ミステリー(推理小説)
「銀の犬」 光原百合 ハルキ文庫 740円
人々に降りかかる災厄を打ち払う「祓いの楽人」オシアン。その名は伝説の祓いの楽人と同じであり、その人間離れした音楽の才を妖精の女王ニアヴに愛され、妖精のあいだにしか伝わらないはずの数々の歌を全て口伝えに授けられたとされる人物だった。オシアンは、相棒のブランとともに世界中を旅し、この世に未練を残した魂や悪鬼、「愛を歌うもの(ガンコナー)」たちを、彼の竪琴が奏でる調べで救っていく・・・・・・。ケルト民話と著者の独特の世界観が作り上げる、切なく、悲しいファンタジーミステリー。(表紙カバーより) 2009年2月、読破。 日向 永遠さんに紹介してもらった本です。ケルト民話と光原さんの世界が融合された素晴らしい作品でした。祓いの楽人・オシアンと相棒のブランが活躍する連作短編集です。5編から構成されています。どの作品もミステリ的な要素もありますが、なんと言ってもストーリーが切なくて、読み応えがあります。 どの物語も面白いですが、第二話の「恋を歌うもの」が特によかったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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