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カテゴリ:ミステリー(推理小説)
「秋期限定栗きんとん事件<下>」 米澤穂信 創元推理文庫 580円
ぼくは思わず苦笑する。去年の夏休みに別れたというのに、何だかまた、小佐内さんと向き合っているような気がする。ぼくと小佐内さんの間にあるのが、極上の甘いものをのせた皿か、連続放火事件かという違いはあるけれど・・・・・・ほんの少しずつ、しかし確実にエスカレートしてゆく連続放火事件に対し、ついに小鳩君は本格的に推理を巡らし始める。小鳩君と小佐内さんの再会はいつ?(表紙カバーより) 2009年3月、読破。 今年になってから休日の朝は、6時に起床して妻と2時間ほどウオーキングに行っているのですが、今日は昨日からの雨がまだ残っていて、ウオーキングは中止。 で、非常にゆっくりとした気分で読書。栗きんとん事件は、一気に解決をみました。 ミステリとしては、面白かったです。放火事件をそういう風には考えなかったですし、小鳩君が犯人にしかけた罠も思いつきませんでした。 ただ元々、恋人でもない互恵関係なるものには自分としては、しっくりこなかったですし、二人の性格はちょっと変ですよね。そこが魅力的でもあるのですが。 最後の一言も小佐内さんらしいところなんでしょうが、そこまで実行したという事実を見せ付けられると引いてしまいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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