購入当日ぐらいに読み終えてたんですけど、いつものように遅れて感想でも。
1~2巻 の続きです。
絶対ナル孤独者 3
-凝結者 The Trancer-
川原礫
絶対ナル孤独者 3 -凝結者 The Trancer- 電撃文庫
川原礫
この主人公は主人公としてどうなんだ?って思ってたんですけど、なんだか主人公っぽくなってきて読んでてずいぶん面白くなってきました。
物凄くネガティブ思考で読んでて鬱になりそうな内容だったんですよね前巻までは。
普通に 暗れぇーよ! って突っ込みいれたくなるぐらいに。
さて、とりあえず気になるのは表紙絵の人物。
名前は小村雛(コムラ スウ)
絶対に日本では免許を取得できない年齢ですけどコペンを運転してます。
コードネームは屈折者(リフラクター)
完璧なまでに姿を消せる能力者です。
そして作中では超絶美少女。
しかも薄幸っぽい雰囲気もプンプン。
かなりいろんな要素が詰め込まれてるキャラですがいいアジだしてます。
テッパンパターンとして他人とは関わろうとしない少女が主人公とはガンガン関わってきます。さすがに主人こまでスルーしてしまったら何のために出てきたんだよオメェーってなりそうな気もするので、そこはテッパンな展開で正解なんでしょうね~。最初はツンで後でデレるという王道パターンもありなんでしょうけど、それはキャラによりけり。
主人公・空木ミノルは改善されつつあるとはいえアレな性格ですからデレる要素とかそんなになさそうですし。スウはそんなキャラっぽくもないですし。
今回は敵であるルビーアイの凝結者(トランサー)と実力者である液化者(リキダイザー)が大活躍。主人公たちジェットアイを苦しめます。そして主人公の主人公らしい戦いが読めます。1~2巻では全然主人公っぽくなかったので、いかにも超能力バトルみたいな戦闘は読んでて面白かったです。この作品独特の能力者それぞれの能力や、その能力が発現する至るまでの物語もちょこちょこっと読めて、それが物語に深みをもたらしてます。
「ウン。これでこそ超能力者!」
って感じでしょうか。
ということで、いつものようにたいして感想らしい感想を書かずに終わりたいと思います。