昔から吸血鬼の物語って不変の人気がありますよね。
実際に面白いのも多いですし。
ラノベではテッパンな人外キャラです。
カフェ・ド・ブラッド
魔夜中の眠らない血会
水城水城
カフェ・ド・ブラッド 魔夜中の眠らない血会 ファミ通文庫
水城水城
吸血鬼モノって好きで昔からイロイロ読んでます。
で、新刊情報とかチェックしながら面白そう!って思った本を買って読む。
そういうことを繰り返しています。
たまに残念感イッパイだったりひたすら暗いだけだったりで読後感が悪いのにもめぐりあってしまいますが、今回の本はなかなか面白かったです。
主人公は高校生で飲血店でバイトする青井優夜。
飲血店ってのは作中の設定では吸血鬼が人を襲って吸血しないように血を提供する吸血鬼のためのカフェみたいなものです。
ここで少し脱線しますが、いつもラノベを読んで思うのは登場人物の名前が微妙に格好良かったり、無茶苦茶格好良かったり、「読めねぇーよ!」ってぐらいに難しい漢字を使ってたり、とにかく名前にコダワリが詰まってるな~ってことです。
そういうところはいわゆる普通の小説とはかなり違ってる部分だよなと。
ま、そういうのも含めてラノベって面白いんですけど。
苦手な人はかなり苦手に感じる部分かもなと考えたりもします。
しかも技や武器の名前に超絶ややこしい文字が並び「絶対にそんな読み方できねぇーよ!」ってルビとかふられてたらもう完璧。ラノベを読む人と読まない人とを隔てる大きな壁的存在な気がします。
昔から面白そうであれば実用書でも専門書でも小説でも漫画でも新聞でも何でも読んできたのでどんなジャンルの本でも違和感なく楽しんでますけど、ラノベってちょっと独特で特殊な世界があります。
個人的には大好きなんですけどね。
だからガンガン読んでるし感想も書いたりしてます。
表紙絵がアレな感じで挿絵が多いってだけで、ファンタジー色ゼロで内容的には普通の小説って本もけっこうあるので、ラノベが苦手って感じてる人にも試しに何か読んでみたら意外に面白いかもしれないです。
ラノベに限らず何でもかんでも読んでる私がいうのもなんですけど。
ちょこっと思ったことを忘れる前に書いておこうかと(笑)
ちなみに読んでも腕や瞳に何か不思議な力が宿ったりはしないです。
さて本の感想に戻ると悲劇あり恋あり戦闘ありの吸血鬼モノが好きな人なら問題なく楽しめる本でした。登場人物もそれぞれに濃く、貧乳ゴシック赤髪美人(500歳)とか巨乳女子高生とか銀髪無表情毒舌幼女(72歳)とか変態吸血紳士とか、いかにもラノベだよなって感じがして読んでて面白いったら。吸血鬼モノですから明るいだけの物語ではないですけど。
あとがき には続編が出たら少しダークな内容になると予告されてたので続巻は読みたいですけど、基本的に暗い思い話が苦手な私としてはできるだけ明るい内容になればいいな~と思うのでありました。ということで、たぶん続巻が出たら買います。