魔法科高校の劣等生 21 動乱の序章編 〈上> の続編です。
魔法科高校の劣等生 22
動乱の序章編〈下〉
佐島勤
魔法科高校の劣等生 22 動乱の序章編〈下〉 電撃文庫
佐島勤
この巻では前巻とは違って、いつものような雰囲気の物語に戻ってました。
面白かったです。
達也と深雪を中心に物語が進むのは当然ながら、三矢詩奈と矢車侍郎が準主役級。
いつものメンバーであるエリカ・レオ・幹比古の活躍も読めます。
が、七草真由美は登場するものの活躍せず。
もっと活躍プリーズ!!!と個人的に思ってます(笑)
十山つかさ の暗躍っぷりが楽しめる一冊になってますが、個性が薄いというかそういうキャラなので登場場面は多いのに脇役感が凄かったです。けっこうな実力者なんですけどね~。
読みながらエリカの心情の変化?が興味深かったです。
兄・寿和の死がかなり影響しているようです。
こういうキャラの成長が楽しめるのって長く続くシリーズならではです。
おかげで侍郎はレオ以上にエリカにしごかれてました。
侍郎は鬱屈したところが薄くなって良いキャラになった気がします。
が、次巻からは詩奈も侍郎も普通の脇役に戻るようです。
とりあえず読みながら気になったのは九島光宣が七草の姉妹と語らっていた場面で、これは今後の物語の中で重要なことになるんじゃないか?ってことがサラッと語られたことです。
気のせいかもしれないですけど。
イロイロ気になる事がありながらも今回一番印象に残ってるのは、
深雪の タイトミニのスーツ姿 の挿絵だったりします www
とにかく印象に残る挿絵でした。
特殊な薄い本ではあるかもしれないですけど、本編ではまず見ることのできない姿が面白かったです。挿絵を見たとき誰だか一瞬わかりませんでした。
いい場面に挿絵をもってくるな~と。
巻末に
遂に暴かれるトーラス・シルバーの正体。
周囲から様々な圧力を加えられる中、
達也の選択は。
って物凄く面白そうな予告があって、すぐにでも読みたいじゃないか!
って思いますが発売は2017年秋刊行予定ってことで、続巻を楽しみに待ちつつ、いつものようにそれまでにまたイロイロな本を読みたいなーと思ってます。
それと、劇場版「魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女」の公開が近づいてるので、それが凄く気になってます。最寄の劇場では公開されないんですよね~残念ながら。
少し離れたところまで観に行くか?
現在検討中です。
かなり面白そうなんですよね~。