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LE VIN PERDU   消えうせた葡萄酒

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April 21, 2012
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GWの1週間前に、夫の還暦祝第二弾として、小樽の朝里川温泉に
ある旅館(ホテル)の蔵群に行ってきました。

小樽観光なしで、旅館(ホテル)での料理とくつろぎの空間を堪能するというもので
した。

宿泊代の中に全ての飲食物が含まれるオールインクルーシブシステムに心惹かれ、
また以前読んだことのある『日本の名宿』に名を連ねていたことを
思い出し、ある日突然、夫の連休に合わせて、有休を取り、
1泊2日で出かけました。

私共が宿泊費にかける費用としては最高額と言っても過言ではありませんが、
それに見合っただけの満足感を得ることができました。

小樽築港駅までの送り迎えはどちらも旅館(ホテル)にお願いしました。

外観は、写真で見ていたのにもかかわらず、想像とは違っていました。
また、建物の周りを張りめぐらせた塀は、石垣のようであり、でも石垣ではなく、
金網の中に石を形よく詰めてあるような、今まで見たことのない
重厚なしかし高さがあるにもかかわらず圧迫感の
感じられない不思議な造りでした。

建物は全体像を眺めることはできませんでしたが、
おそらくその名の通り、いくつもの蔵が結び付けられて
できているのではないかしら。

季節柄、窓からの眺めはこれから春爛漫を迎えることは明らかだけれど、
枯れ木と、木々の葉っぱにより隠されてしまうに違いない
民家が見えるだけでした。
露天風呂につかると小川のせせらぎの音が耳に心地よかった。
と、これを夫に話すとそんな音は聞こえなかったの一点ばり、
何とも無粋な人間である。

まずはフロントらしからぬフロントに通され、
受付手続きの間、お干菓子が添えられたお抹茶が
出されました。大好きなお抹茶なので、
夫の分も頂いてしまいました。

ほどなくお部屋に案内され、それぞれの部屋には
違う名前がついていて、私達の部屋は『暮雪』
というきれいな名前でした。
居間と、和室と洋間の二つの寝室があって、
寝室はどちらにするか聞かれました。
せっかくベッドがあるので、そちらにしましたが、
次回泊まることがあれば和室でも良いかもしれませんね。

和室のしつらえ
和室のしつらえ


アメニティグッズ
アメニティグッズ 巾着・足袋・蔵群名入りタオル・パジャマ、この他
半纏・作務衣が準備されていて館内を作務衣で過ごす


夜のお食事の時間の希望を伝えると、
お部屋までお迎えにくるというので、
それまでに、温泉に入ることにしました。

さて、オールインクルーシブシステムとは
お料理の時に頂く飲み物、ビール、ワイン、日本酒から、
お部屋の冷蔵庫の缶ビール、ミネラルウォーター、
喫茶室のコーヒー、バーで作ってくれるカクテル、
朝食のミルク、トマトジュースまで
料金の支払をすることがなく、すなわちお財布を
持ち歩く必要がないのである。



それにしても、部屋食がなく、いったいどこで
食事をするのだろうか?まさか
大部屋で他の宿泊客と一緒なのだろうかという疑問が
浮かびましたが、杞憂でした。
感じの良い掘りごたつ式の個室に
通されました。何とも落ち着く空間です。
また、決まった笑顔のすてきなお食事係が
絶妙のタイミングでお料理を運んでくれます。
また、還暦祝ということを伝えてあったので、
大吟醸をまるごと一本プレゼントされました。

献立は
一、食前酒
一、先付
一、前菜
一、刺身
一、蓋物
一、焼物
一、進肴
一、口変り
一、強肴
一、鉢盛り
一、御飯
一、止椀
一、香物
一、デザート
と続きました。
贅沢にゆったりとお食事を楽しみました。

お夕食
お夕食


作務衣
作務衣に着替えてお酒と食事を堪能する本日の主役



食事の後は少しお部屋でくつろいでから、
バーに繰り出します。
先客がありましたが、
静かにお酒を楽しむ方々ばかりで、
こちらも普段あまり口にすることのない
カクテルを注文しました。
夫もカクテルを注文したので、
ちょっとびっくり。
やっぱり雰囲気なのでしょうか。
かなり強めのカクテルだったらしく、
部屋に戻って、あっという間に
寝入ってしまいました。
寝るには惜しい気がしましたが、
寝るのが最高のくつろぎなのかもしれません。
何だか普段より1時間も早く
寝たような気がします。

朝も時間を決めずに好きな時に起きて、
まずは一風呂浴び、
遅い朝食のお迎えを待ちました。

朝食も別室で個室。昨晩とは打って変わって
朝の気分にぴったりのさわやかなお部屋でした。
御飯はおかまで炊いたものでした。
懐かしいおこげがありました。
卵は有精卵。黄身の色が本当に黄色なので、
夫がこれは変だ、という始末。
牛乳は近くの牧場の絞りたて。
濃厚な味わいに舌鼓。
評判のトマトジュースを注文。
よく眠れた朝は、朝食がこんなに
おいしいものだなんて
知らなかった。

朝ご飯
朝ご飯


食後のコーヒーは
朝食のお部屋で頂くこともできたけれど、
いったん部屋に戻り、
今度は喫茶室に行き、
注文しました。

喫茶室にて
朝の喫茶室にて


このホテルの不思議なところは、
ホテルの人があちこちに控えているのではないのに、
求める時にさっと立ち現われて、
サービスを受けられること。


本を読んだり、新聞見たり、テレビ見たり、
チェックアウトの時間までぎりぎり粘りたかったけれど、
夫はどうせ帰らなければならないのだから、
それなら少しでも早く家に着けるようにと
帰りを急かされ、後ろ髪ひかれながら、
蔵群を後にしました。

毎年来るのは贅沢すぎるなら、
記念の年だけでもまた来てみたい。








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Last updated  May 13, 2012 08:57:02 AM
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