料理研究家 林幸子さんと塩!!
大好きな料理研究家の方がいます!「アトリエ・グー」を主宰されている、料理研究家の林幸子(はやしゆきこ)さんです。先日、南青山のスタジオに久しぶりに訪れたとき、とても興味深い楽しいお話をうかがうことができましたので、ご紹介しますね!林さんのことをテレビや雑誌でよくご存知の方も多いのではないでしょうか。TBSの「はなまるマーケット」や、NHKの「生活ほっとモーニング」などにもよくご出演されるほか、料理教室の運営や料理本の執筆、雑誌、広告などでも幅広くご活躍されています。林さんは、いつお会いしても明るい! ラテンのノリを感じます。明るく気取らない雰囲気と、その温かく優しいお人柄から、「グー先生!」と親しまれ、料理教室もいつも満員です。また、世界の一流料理人から、ワインのインポーター、出版社、ソムリエ、陶芸家 … etc.林さんの食のネットワークは広範囲にわたり、そのレベルの高さと奥行きの深さに、いつも感動してしまいます!林さんのお料理は、イタリア料理や日本料理の基本をふまえたもの。それらをベースに薬味やスパイスを使った料理、お酒に合わせた料理、甘さを控えたデザート菓子などには定評があります。そんな料理の専門家が最近、気になる調味料があるそうです。それは、「塩」なんです…。「塩の話になると熱くなるのよね~」と、出してくださった塩コレクションがこちら!まだまだほんの一部なんです!!日本はもとより、世界各国の塩をコレクションされていて、まるで調理用のスパイスやドレッシングのように、絶妙な使い分けをされています!林さんによると、「塩は調味の原点なの。料理をどんどんシンプルにしていくと、最後に残るのが塩なのよ!」塩は世界中でつくられていますが、生産地ごとに独自の個性を持っていて、生産地の数だけ塩の種類は存在するということです。どんな塩を使うのかで、まったく違った味わいになるというから興味深いですね!私が特に印象深かったのが、「海水の化石」と呼ばれる、「紫塩」。こちらです。ネパールのヒマラヤ地方で採れる塩で、3億8,000万年前の造山運動で、海底が持ち上がったときに出来た塩と言われています。見た目は褐色がかっていて美しく、塩というよりは「化石」という感じ…。味は、まろやかな塩味と硫黄の香りに包まれた不思議な味!!今までに出会ったことの無い味わいに圧倒されました!塩の世界、奥が深いです!!まるで底なし沼を垣間見たような感覚でした。最後に、林さんをパチリ! 先生、お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました!!私も、底なし沼のような「塩の世界」に引きずり込まれそうな予感がします!