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埋もれ火のアンソロジー

埋もれ火のアンソロジー

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2006.09.24
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テーマ:あの頃の話(86)
カテゴリ:あの頃の話
とにかく仕事についいて働いていた。
とにかく結婚をして父親や夫をそれなりに演じてた。

とにかく酒は飲めなくても盛り上げるのはうまかった。
とにかく社会人らしく普通に生きていた。

35才の秋に突然症状として現れた
「過喚起症候群」というわかったようでわからない病名。

そして通院がはじまった。

もちろん仕事は休んだ。
病休とか休職とか聞きなれない言葉とも仲良くなった。

病院にいって
病院からでてくる。

手には白い紙袋に入った薬。
そして駐車場に向かいながら・・・・・

情けなかった。
ひたすら自分が情けなかった。


誰が言いいだしたのか知らないが迷惑なのは、
「働き盛り」と言われる30代半ばという先入観だった。
自分だけが社会の外にはみ出てしまったような孤独感だけに包まれいたさ。


情けない心と向き合う時間は続いた。
いまこうして言葉にしているけど、
当時の心を正確に文字で再現することはできない。
言えることは・・・

ただひたすら情けなかった。

その心を溶かしてくれたのは何だったのか?

それを第10話で話したいんだ・・・


今、心療内科的症状で悩み苦しんでる人よ!
ただひとつ言えることがある。

僕はこの症状と16年間付き合っているけど
一度も「不幸」とか「ついてない」とか思ったことがないんだ。


それは僕の性格、キャラなのかもしれないが
むしろこの「症状」と出逢ったことに感謝してるんだ。

ひらきなおるわけでもない。
やけっぱちになるわけでもない。

意味があるんだ。
意味が。

人生という言葉はあまり理解できない僕だが
「道」のようなものが自然に見えてくるんだ。

だから
言えることはただひとつさ。

今の「症状」を否定せず受け入れなさい!

それができたら「道」が目の前に見えてくるんだ。

あくまでこれは僕の体験だから
すべての人にあてはまるのかどうかはわからないが。

たぶん。
たぶん、何か普遍的な「何か」があるんだ。

健康という「症状」にも・・・
病気という「症状」にも・・・

つづく。





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Last updated  2006.09.25 01:58:00
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