ボローニャ市庁舎の美術コレクションは、絵画や彫刻はもちろん、歴代の王やローマ法王さまも滞在したという建物や調度類、さらには伝統工芸品にいたるまで、膨大な量を誇っています。
1つひとつの部屋の天井画や、さりげなく掛けられた小さな絵など、時間のたつのも忘れてしまうほどです
そんなコレクションの中でも素晴らしいのが、こうした手編みのアンティークレースたち
とても細かい仕事ですけど、その編み方の多様性と、作品の美しさには思わずため息が出てしまいます
房のついた胸飾りや襟、袖の飾りといった小さなものからテーブルクロスのようなものまで、見れば見るほど、その繊細な仕事ぶりに驚かされてしまいます。
何でもコンピューター化で、小さなものでも大きなものでも、作ろうと思えば同じものがいくつでも作れてしまう世の中ですけど、何世紀も前に、1つ1つ、手で編み上げていった、色の変わってしまったこの小さな作品たちを見ていると、時間を掛けて、思いをこめて作り上げるものにはやっぱり、何か訴えてくるものがあるな、としみじみ感じてしまいます。。
真ん中の、孔雀の形をしたレース飾りなんて、スゴイでしょ??
足のつめまでリアルなんだもん~~~!!