ズボラ人の視点

「かぼちゃ」が店頭にたくさん並ぶ季節になりました

本来は夏野菜ですが、「冬至に食べると風邪をひかない」と言われていて 生命力の落ちる冬至に栄養豊富な「かぼちゃ」を食べて元気をつけようという願いでしょう

「かぼちゃ」の原産地は、アメリカ大陸だそうです
メキシコの洞窟で、紀元前数千年前の地層から種が発見されています

コロンブスによって、ヨーロッパに持ち帰られて世界中に広がりました
日本へはポルトガル人によって16世紀中期に九州に伝えられ、17世紀初期には九州で栽培されました

「かぼちゃ」の名前は、カンボジアから渡来したことに由来しているそうです
カンボジア→カンボジャ→カボジャ→カボチャって感じでしょうか・・・


外国産のかぼちゃも多く輸入されていて、半数近くがニュージーランドからで、他はメキシコやトンガです

季節がらニュージーランドからは春先にかけて輸入されますが、秋冬はメキシコ産が店頭を占める事が多いでしょう



行きつけのスーパーで興味深く「かぼちゃ」が並んでいました










1/4にカットされた「かぼちゃ」ですが
左がメキシコ産で右が鹿児島産です


メキシコ産が98円なのに対して、鹿児島産は267円です

計量して100gあたりに換算すると
メキシコ産が19円/100gに対して鹿児島産は58円/100g

なんと3倍
ちょっと驚きの価格差です

これではよほど国産かぼちゃの美味しさを消費者にピーアールできてないと勝負にならないでしょう


写真でもわかるとおり、輸入物は種が大きく多いのですが、国産かぼちゃは改良されています

日本の農業って素晴らしくて、美味しいものが多いのですが、今のご時世では消費者は単純比較してしまうでしょう

政府がもっと日本の農産物の優れているところ（味や安全性）をピーアールしないと、国内の農家の苦戦は深まるでしょう




貴方はどちらの「かぼちゃ」を買いますか