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カテゴリ:塾講師能力評価問題
ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン・・・ 「うるさいなぁ、何回鳴らしてるんだ。どなた?」 「私、○○教育事務所の◇◇ですけど。」 「何の御用ですか?」 (※「教育事務所は、従来の教育委員会に代わって設置されたもので、学校教育・地域教育等の実施(監視)を行うものである。所長は、勿論地方公共団体の首長による任命だ。) 「実は当方に、ある方から通報があって、あなたの塾には認定講師がいないそうじゃありませんか。」 「何ですか、それ。」 「おや、新教育振興法をご存じないのですか?塾講師認定制度は、もう10年も前に始まっていて、昨年の通常国会で成立した新教育振興法で、私塾を経営する場合、少なくとも2級の認定講師がいなければならないことになったのですよ。通知を差し上げたと思いますけど。」 「そんな通知は見ていませんね。それに、私は、この地域でもう20年も塾をしてきたんですよ。認定なんかされなくても大丈夫ですよ。」 「いえいえ、そういうのを思い上がりと言うのです。きちんと講習を受けて、筆記試験も受けて、そうそう、今はネット通信でもいいそうですけど、授業を撮影したものを提出して、評価を受けなければならないんですよ。」 「今は、あなたご存知ですか?公立学校教員には3年前から「評価制度」が導入されていますよ。先生によって給料は違いますし、クビになることだってありますよ。当事務所では、昨年1年間で5名の先生に契約不更新を行いました。」 「そんな、講習を受けたり、試験を受けたり、授業を撮影したりする時間なんてありませんよ。試験対策や入試対策などで、寝る時間もないくらいなんですから・・・・」 「事情は分かりましたが、法律ですからね、守っていただかないと困ります。今日から、あなたの塾への生徒の入室は禁止ということになります。皆さんきちんと認定されていますよ。AB進学塾やCD予備校、EFゼミナールなんか1級講師が何人もいますよ。」 AB進学塾、CD予備校、EFゼミナール・・・・みんな講師が何十人もいる大手ばかりじゃないか。一体、この制度は何なんだ・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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