ゆめが丘へ行こう

心に雨が降ってるのに
平気なふりをして。
曇り空の心を隠して。



駄目だよ、わかるんだよ、心許せる人なんだから。

だから、コトバにして…。





私は言えなくなった。
いつの間にか自分の想いを自分の中に閉じ込めるクセをつけてしまってた。


鬱病になってそれがいっそう酷くなった。

小さいくせに硬い繭を自分で張り巡らせて。

今となっては、少しずつ溶けてきたけど

ふとした瞬間、やっぱりまだ薄い繭を作ってしまう。

でも

今、それが少しずつ無くなってきて
冷静に周りを見たら
いつの間にか周りに硬い繭ができてて。


家族でさえも隔たりができてしまって。
もう、本当の自分を出す事ができなくて
今、つらい。




だから、心許せる人には、最初は強引でもいい、演技でもいい、素直に自分を見せて行きたいと思っている。

それは、私にはとてもパワーが必要な事だったりもするの。


でも、わかってる。苦しい中に自分を置いたら、苦しいはずのものが当たり前になって、最後にはへっちゃらになるんだ、って。



もう、自分を隠したりしたくない。
そのためなら、私は全てをかけてもいい。
そうして最期の時を待ってお迎えがきた時に、幸せだったと言えたほうがいい。


取り繕った虚像は、壊れた時の砕け方が半端なく悲惨だから…。
自分の命すら要らないと思える、あの虚無。
痛みすらわからない程の深くて暗い虚無。


もう…あんな涙も、辛さもハッとなってリターンしてきた痛みも
もう、味わいたくないの。

だから、何でも話して欲しいな…。
私も努力するから。
辛い事も悲しみも全てさらけ出せるように。
そんな自分に自信持てるように、がんばるから…。







～心許せる人へ～