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牧内直哉≧仁楽斎の「フリートークは人生の切り売り」

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2009年08月08日
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カテゴリ:映画
今日は「とやま祭り」だったのですね。
城址通りの車両通行止めで始めて知ったような具合で…雫

僕は映画を観に行ってました。


『チェイサー』
(8/1~:フォルツァ総曲輪)
公式サイト:http://www.chaser-movie.com/

予告編を観た限りでは、韓流という言葉が世に出る前の、
純粋に「韓国映画って面白いなスマイル」と思っていた頃の雰囲気があり、
映画館の人は「怖い、怖い」とおっしゃるので、
『カル』みたいな映画なのかな?と思って観たのですが…。

そういうのとは違う、別の怖さを感じる映画でした。

元刑事で今はデリヘルを経営している男ジュンホ。
彼が抱えているデリヘル嬢が相次いで失踪。
女が何者かに売りとばされていると思ったジュンホは、
調査した結果、客の一人ヨンミンという男にたどり着く。

しかし、ヨンミンは恐ろしい猟奇的殺人犯だった。
調査のために送り込んだデリヘル嬢は帰ってこない。
果たして、彼女の運命は?事件の結末は…?

この殺人犯ヨンミンの憎たらしいことどくろ
もし、この男が逮捕されても、異常者として刑が軽くなるとしたなら、
代わりに俺が殺してやりたい!!と思うぐらいの憎しみを覚えました。
つまり、演じているハ・ジョンウが上手いということになるのでしょうが…。

僕たちは事件の真相をある程度知っている状態で観ているので、
登場人物たちの行動を「馬鹿だな」と思ってしまいがちです。
ジュンホも手下も警察関係者もその他の人も、みんな馬鹿ばっかり。

そう思ってしまうと、若干イライラする映画なのですが…雫

冷静に考えると、世の中、みんなこうなんじゃないかな…とひらめき
もちろん、僕も含めてですよ。

映画やドラマの世界って、必ずスーパーな才能持つ人物が出てきて、
こういう難事件を解決したり、格好良く人質を救ったりするでしょ。

でも、現実にそんなことが出来る人はそう多くはいないですよ。
物事の判断だって、真実を知らなけりゃ、
僕もそうするだろうな…と思うことばっかりでした。

それが現実です。これがリアルなんです。だから怖いんです。
上から目線で「世の中は衆愚である」と言い切るのは簡単ですが、
衆愚であることが理由で、この世の悲劇は既に数多く起きています。

そして、その悲劇が自分の身に降りかかる、
或いは自分がその悲劇を生み出すこともあるかもしれません。

そういう意味で、この映画は「怖く」「悲しい」ものでした。

結果として最大の悲劇をこうむるのは、たいてい女と子供。つまり弱者。
捕らわれたデリヘル嬢の娘がかわいそうでかわいそうで…涙ぽろり

レオナルド・ディカプリオがアメリカ映画としてリメイクするそうです。
またですか、レオ様…。

僕はストレートな男前ではないキム・ユンソクがジュンホを演じていることや、
ソウルの風俗や警察組織の現状みたいなものも映し出していることなどが、
この映画の成功の要因の一つではないかな…と思うのですがあっかんべー





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最終更新日  2009年08月09日 01時41分43秒
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