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牧内直哉≧仁楽斎の「フリートークは人生の切り売り」

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2009年09月09日
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カテゴリ:映画
※FMとやま『シネマの細道』 2009/9/9放送分紹介作品(1)

『インスタント沼』
(9/5~:TOHOシネマズファボーレ富山)
公式サイト:http://instant-numa.jp/

本当はもっと早く紹介したかったんですけど…雫
オープニングの時点で、早くも星星星星星付けてしまいました。

まず、主人公ハナメ役の麻生久美子さんの品のある汚れ具合が良いです。
例えば、激しくニンニク臭い息でも麻生さんならOKOKとは思わせない、
でも完全OUTNGではない境界線を行くシーンがありました。

それを一言で言うと「かわいい目がハート」ということになるのでしょうか。

ちなみに、完全OUTNG役は、ふせえりさんが務めてます(スイマセン雫)。
今回も三木聡ファミリーが多数出演して盛り上げています。
いつも同じような顔ぶれなのに、それぞれ役がはまってるんですよね。
といっても、出演時間が長くない人もいて残念なのですが…。

ハナメの母を演じているのは松坂慶子さん。
この人も最近は肝っ玉かつカワイイお母さんが板についてきた印象です。
母親は娘に「あんた、河童とか見たことないでしょ?」と言いました。
さも本当に河童がいるかのように、自分は何度も見てきたかのように…。

ハナメは女性誌の編集長を任されていましたが、
雑誌は売れず廃刊となり、出版社を辞めてしまったジリ貧女です。
母親が言う河童や編集会議で強引に取材することになた心霊現象を、
「見たことがないから」と否定していました。

でも、それって…。

実際、「見たことがない」「聞いたことがない」からと、
さもそれが正論であるかのように物事を否定する人が多いですよね。
でも、そんな人たちは、例えば何か奇跡のような事が起きたとしても、
気がつかないまま終わってしまうんじゃないかと思うんですよ。

そのこと自体は僕の中では新鮮なテーマではないのですが、
そこから生まれた発想として面白いなひらめきと思ったのは、
嘘や虚構も受け止め方によっては真実なんじゃないの…という考え方です。
逆に言うと、真実なんて分かってるようで分かってないんですよ。

で、三木さんの演出として上手いなと思うのは、
そういうテーマが見え隠れする台詞を何気なく役者に言わせてるところ。
泰安貿易社長(僕にソックリの岩松了さん)の台詞なんかもその一つなのでは。
この台詞に関しては、僕も普段から思っていたことなのでツボでした。

細かいギャグは今回も秀逸でした。
例えば、縁起が良いはずの茶柱が5本で「凶」の字になっていたら…。
こん睡状態で入院している母親の心電装置(?)が「ピー」と鳴って、
ハナメが「死んだフリしないで!!」と突っ込んだら動き始めた…。

他にもたくさんたくさんたくさんあります。そのどれもが新鮮ですきらきら
DVD買って確認(勉強)しなおした方が良いかなひらめき

タイトルの『インスタント沼』が気になって、沼は最初の方に出てくるけど、
インスタントって何なんだろう?と思っていたら…。

ハナメの本当の父親と思しき“電球”と呼ばれる男が、
「困ったときは水道の蛇口をひねるといい」と教えたのですが…。

ハナメが好きな「しおしおミロ」って…。

あのウサギは…。

あれもこれも、全ては映画館でご確認いただきたいです。
9月18日(金)までの上映ですので、お早めにどうぞうっしっし





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最終更新日  2009年09月09日 20時17分44秒
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