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カテゴリ:メキシコ
ここ二日間、大きな満月が光り輝いていました。停電があったのですが、電気が消えても明るいことに気がつき月光で本を読んでいました。今メキシコのグアダラハラで国際ブックフェアーが行われています。毎日22チャンネルが現場から中継を行っていて、作家の方々のとても興味深い話を聞くことができます。ブエノスアイレスのブックフェアーもカナリ盛り上がりますが、こうしてテレビで逐一伝えられているのをみると、作家の方々が身近に感じられ、彼等の優れた思考回路に影響されていきます。メキシコの文化情報テレビcanal22、これを1年間欠かすことなく見ることができたら、とても成長できそうです。
![]() そんなテレビの影響に満月の周波数が加算して、感覚が鋭くなっているようなので、時間があれば芸術的な現場で良い物を吸収しよう、、シケイロス美術館に行ってきました。10ペソを払って入場、実に面白い作りで場所によっては私の頭が天井すれすれでした。背の高い人はキット腰をかがめるに違いありません。全て見終わって受付に戻り、思わず係りの方に苦情してしまいました。「シケイロスに関するものが一つもありません!私はこういうものを見たかったのではない」 前回は館内を準備するということで閉まっていました。現代芸術の美術展が行われていたのですが、、好きでないタイプのものばかりで、、それも怒りに輪をかけてしまった。すると驚いた係員は何故か歴史講義を始めました。キューバに始まり、シケイロスの政治的な立場、etc 受付のオスカルさん、実はシケイロスに惚れ込んだ革命戦士のような方でした。現在のメキシコ大学の状況を嘆いておられ、シケイロスの闘っていた時代、メキシコの土台アステカインディオの意思を伝えたいと思っていたところだそうです。彼の勢いに圧倒されました。 ![]() まだまだ知らないことが多すぎるなーーと夕日を見ながら帰り道。道端の本屋さんで発見。探していたCarlos Fuentesさんの本を思わぬ値段で手に入れてしまいました。美術館ではシケイロスの写真家による評論、そして本屋さんに「これもっていって」とおまけでついてきたフリーダカーロの本、昨日最寄の古本屋で発見したシケイロスのテキスト。 「メキシコ文化に君を取り込んでいく」.. 来年のメキシコでの公演手配を行うコーディネーターの方から連絡を頂きました。メキシコでは感動しつつ、大きな勢いにションボリする、、そんな繰り返しです。少しずつ学びながら溶け込んでいけたら、、と願っています。 踊るチャランゴ・メキシコ公演まで後9日 12月12日(土)19時 ホセマルティ文化センター (同会場にて10,11日 剣道基礎セミナー実施 17-19時) 佐野まり・Mari Sano http://www.myspace.com/marisano ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.12.04 06:01:47
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