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Maryam's HP 日記

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2013年06月16日
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カテゴリ:社会問題



以下は昨夜アップしようと思ってできなかったものです。


大統領選に一票投じました。
私が結婚してから4回目の投票です。

私は結婚当初、改革派のハタミ師に一票投じたことがあります。
アハマディネジャード大統領には投票しませんでした。

今回も改革派に入れました。

こちらの記事ですが・・・

イランの選挙権は、なんと16歳からあります。
それでいて投票率が80%にのぼるか?ということで、日本では信じられないでしょう。
国民が直接選べる代表は、やはり違うと思います。
イランは大統領の上に、大統領よりもはるかに権限の大きい、
革命最高指導者の存在がありますが、それでも大統領選は自分たちの票で選ぶという意識が違います。
若者の国なのですよイランは。だから若者が物申したのでしょう。


上記に引用した記事には、出馬表明していたラフサンジャニ師が高齢を理由に出馬を許されなかった点が記載されていませんね。
第一段階のこの経緯がなければ、これほどロウハニ師には票が集中しなかったでしょう。
そしてラフサンジャニ師に出馬許可がおりなかった後、
イスラム体制の父とも言える故ホメイニ師の娘が、その評議会の決定を痛烈に批判していました。
そして記事にもありますように、選挙直前には、ロウハニ師に票を集中させるために改革派の別の候補者が身を引いたのです。

イランでは政治家の妻などはほとんど、チャドルという黒い半円形の布を被っていることが多く、
そうでなければマントーと呼ばれる上っ張りにスカーフという姿なのですが、
選挙直前に身を引いた候補者の妻は、パンツスーツ姿で記者会見に応じ注目を浴びていました。

イランでは”異例と言われる女性の服装”をした彼女にその理由を記者が尋ねると、

”私は若い頃からチャドルやマントなどの伝統的、習慣的な服装が嫌でした、
そこで、大学生の時、まだこの世にいらしたホメイニ師に直接この服装を見ていただきました。
私を見た師は、何も問題ない とおっしゃられました。”

と答えたのです。

確かに、イスラムでは髪と肌を隠しなさいと教えられていますが、
何重にも隠しなさい・・・とは示されていないのです。
日差しの焼け付くような夏に、少しでも涼しい服装をしたいと思っている女性が沢山いるはずなのです。
敬虔であることを強調するため、父親や兄弟や夫、あるいは女性本人がそれに重きをおき、
公の機関や、義務教育機関で働く女性はまずチャドルを纏っています。
そういう女性の中には退職するとチャドルを纏わなくなる人もいるんですけれどね。
そのような状況が一般的、常識的である中、この女性の発言が私には気持ち良く耳に入ってきました。
そして、日本で過剰包装が指摘され、その後それが簡易包装に移行したように
女性の服装も簡易化すればいいな、と私は思っています。

しかし、肌や髪を隠すことは女性にとって束縛でもありますが、一方でそれに女性が護られることもあるんです。
おそらく私が 護られている と書いた内容は、女性よりも男性陣によくご理解して頂けることでしょうけれど。
女性がミニスカートを履くことを、厭うのはその女性の父親・兄弟・夫であり、それは男性であるが故にです。


最後に今回の選挙に関連し、ひとつ申し上げたいことがあります。

イスラムを 宗教 と認識し、その観点からイスラムを語る日本人がほとんどですが、
この感覚で国際場面で意見を述べると、オリンピック誘致活動で大失態をやらかした東京都知事のようなことになります。


イスラムには、宗教としての顔と、政治形態・国家形態としての顔があります。
日本は法治国家であることは誰もが認めることです。
イスラムには、シャーリアという法律があるのです。
女性が髪と肌を隠すのもこの法律があるからです。
そしてシャーリア法による、法治国家がイスラム国家なのです。

日本は法治国家ですから、法律に基づいた善悪があります。
法律も憲法から民法、条例、交通法、いろいろなものがあります。

そしてそれと同様に、イスラム国家にもシャーリア法で善悪が定められており、
アーカムといわれるイスラム指導書があったり、
それこそ個人のプライバシーの範疇に於いても事細かに記され、規定されています。
それは人が生まれて、亡くなるまでのことを定めているのです。
勿論その決まりを守らなければいけない程度には、差がいろいろあります。

キリスト教には法律はないと思います。(断定はできませんが。)
それがキリスト教国家が現在存在しない理由であると私は思いますが、
キリスト教とイスラム教は兄弟の宗教とも言われています。
しかしもともとイスラムは、帰依者の結束・団結を、
国家にまで広げることを目指している教えであるといえるのです。

イスラムを宗教として理解しようとしたら、イスラムのなんたるかは理解できません。
日本の義務教育も、そう言う意味では”程度の差はあれ”
日本人として育成させる洗脳教育であるとも言えませんか?
私はこのことに大学2年の時に気がつきました(漢文の教授がそう教えてくれたのです)
イスラム教徒は、イスラムが宗教の顔をもっていることを知っていますが、
日本人は日本の教育が、日本の政府が求める、日本人としてあるべき姿を植え付けるための洗脳教育である
と思っている人は少ないと思います。
”日本の常識、日本の善悪(法律) が世界にとっても当たり前”という感覚は、残念ながら世界では通用しません。
私が日本に滞在中、日本のテレビ番組や報道に疲れてしまうのは
そこから見て取れる、番組の出演者の言動や、番組制作の観点の国際性は決して高いものではないからです。
それはサッカーの国際試合のアナウンサーの言葉、一つをとっても見て取れるものでした。
バラエティー番組といわれるものの笑いには、ついていけないものがほとんどでした。(2009年頃)
(私は自分が国際感覚があると言っているのではありません。私はイランで生活し、
イラン的な物の見方、イランの常識・善悪と向き合って・戦って?きただけです。
イランのことしかわからないけれど、それでも普通の日本人が日本を見るようには、もう見られないだけです。)

イランのアハマディネジャド大統領もそういう意味では国際感覚の感じられない人でした。
(イランの国営放送は問題外で、私は全くみません。)

政治家・・・とくに世界と関わりを持つ、その国の顔となるような人は、
国際感覚がないと話にならない っと私は思っています。






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Last updated  2013年06月16日 15時17分09秒
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