【訪問日:2021年(令和3年)11月14日(日)】
※ 公式HPより
日本煉瓦製造株式会社は、近代的な官庁街や鉄道等の整備を強く推進していた明治政府の意向を受け、明治21(1888)年に操業を開始しました。当地で製造された煉瓦は、東京駅丸ノ内本屋や旧東宮御所(現迎賓館赤坂離宮)などに使用されており、日本の近代化に大きく寄与しました。しかし、時代とともに煉瓦需要が減少したこと、安価な外国産煉瓦の市場拡大を原因として平成18(2006)年約120年の歴史に幕を下ろしました。
工場の一部として「ホフマン輪窯6号窯」「旧事務所」「旧変電室」が残り、専用線であった「備前渠鉄橋」とともに平成9年5月、国重要文化財に指定されました。それらは日本煉瓦製造株式会社の事業清算の際に、平成19年度に深谷市に寄贈され、現在、市が所有、管理を行っています。また、市ではこれらの施設の保存・活用のための作業を進めています。
※ 旧事務所
※ 旧変電室
〈煉瓦資料館:埼玉県深谷市上敷免28-10〉