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カテゴリ:株式投資
名前から分かるようにイタリア系アメリカ人で5ヶ国語を操る語学に優れた人で、元の職業はカメラマンだそうです。
ひょんなことからソロモン・ブラザーズの債権トレーダーのトレーニングを受けこの世界でのキャリアを開始したようです。 この人が使っていた投資手法というのはちょっと変わった手法です。 IPO企業のオーナーはロック・アップといって上場してすぐ持ち株を売ることを禁じられている場合があるのですがそうしたIPOオーナーと直に取引をし、そうした株を大幅な割引価格で買いそのかわり自らロック・アップを引き受けるわけです。 一種のバリュー投資のバリエーションのように感じました IPOオーナーとしてはようやく上場した株をロック・アップを受けることなく現金化できるので大幅なディスカウントも受け入れるのです。 このやりかたはちょっとタワー投資顧問に通じるところがあるなと思いました。 タワー投資顧問はいわゆるバリュー銘柄を買うことが多いのですが皆さんご存知のようにバリュー銘柄は流動性が低いことが多いのである程度以上の大量の株式を市場から買うことは困難な場合もあります。 ところが大株主の創業家から買うことができれば一気にかなりの割合を保有できます。タワー投資顧問は実際大株主から直接取引で買うことも結構あるそうです。 大株主も流動性が少ないとある程度まとまった株を市場で売ると値崩れしてしまうため売るに売れない場合も多いと思います。 タワー投資顧問はこうしたギャップをうまく利用して流動性が低いバリュー株を大量に入手しているのですね。 クラウディオ・グアッツォーニの言葉 「私たちが目指すのは下方リスクをなくすことです。下方リスクさえ無くすことさえできれば、だれでも年末をプラスで終わることができます。」 参考文献 マーケットの魔術師(株式編)増補版 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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