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証券会社のレーティングってやつを私は苦々しく思ってましてこれによって証券会社が株価をコントロールしているんじゃないかと。
買いたい会社のレーテティングを下げ売りさばきたい会社のレーティングをあげるといったように。 2018年4月に野村証券が出したレポートによりいわゆるカーボンショックという黒鉛電極関連会社の株価が大幅に下落するということがあったそうですがその時野村証券が出した19年12月期の昭和電工営業利益予想(1298億)と勝負するつもりで個人投資家しんが同予想営業利益を出してみたいと思います。 ちなみに野村証券はそのレポート出した後にレーティング下げた東海カーボン買い増したようですけどね。 (注)下記予想は今季でなく来季19年12月期昭和電工営業利益予想になります。 来季予想をするにあたってポイントはやはり無機部門の黒鉛電極事業です。現在わかっている情報で蓋然性が高いと考えられる同業の東海カーボンの19年上半期の価格交渉を18年下半期の価格から20%増しで進めているのを昭和電工にも当てはめたい。 3Q398億、4Q予想477億の黒鉛電極事業がメインの無機部門営業利益は平均すると437.5億これを年間になおすため4倍すると1750億、これにアメリカでの増産分3万トンの寄与分を7.4%プラスとし(他事業所におけるデボトルネッキングは考慮していません。)さらに東海カーボンを参考に価格上昇分20%を加えると2255億円となります。(億以下四捨五入)これが無機部門の営業利益!さらにざっくり他部門はまとめて18年と同じとすると534億円。合計2789億がしんの19年12月期の昭和電工営業利益予想とします。 野村証券の予想が1298億円ですからしん2789億VS野村証券1298億、ざっと倍くらい違ってますね。来季のことですから見通すのは難しいけど少なくとも私の予想の方がだいぶちかい自信はあります。 実効法人税32%としてみると1896億の純利益1株利益1288円となりました。 12月20日終値で3455円ですからper2.68になりますか。私はいくら市況が悪いとはいえ今季でなく来季以降も見通しが明るい企業がここまでの低いPERなのかよくわかりませんがこのような値段で買えることを喜ばしく思っています。 これを見るとバフェットがゼネラルフーズをRER3で買い数ヶ月後かかった買収で3倍で売ったエピソードを思いおこさせます。 「なぜ当社に投資したのですか?」バフェット「貴社は純利益の3倍で取引されています。そのうちどこかもっと高い値段で欲しいといってくる会社が現れるでしょう」 さて野村証券のレポートでは中国産の黒鉛電極の増産によ需給の崩れを指摘しているそうですが確かに増産はされていますがそもそも中国産の黒鉛電極はその質から黒鉛電極の世界シェアには入れずに考えられているようですしこちらのレポートでも別物とされています。最新の高効率の電炉では1トン当たりの消費量で3:0.7〜0.8ほど違ってくるので0.7で考えると約4.2倍となり同じ口径でも比較にならないと考えられます。 上記から中国産の黒鉛電極の増産を値崩れの要因とする野村証券のレポートは的を得ていないと思いますし現状の黒鉛電極の需給状況からそれが裏付けられるかと思います。それどころか中国の電炉の数千万トン分の増設により高品質の黒鉛電極の需要は増しているのではないかとかんがえられます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.12.20 20:08:09
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