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カテゴリ:コミック
[設定/世界観]★★★☆☆ [文章/表現力]★★☆☆☆ [総合/超主観]★★★☆☆ 竹書房バンブーコミックスで始まり角川書店ドラゴンコミックスを経て講談社で継続中のファンタジー格闘マンガ、アシュリアーナサーガの最新刊です。 著者の岡田先生は最近「聖闘士星矢」リメイクも手がけてるので、そっちの方が有名かも? お話は、国王「ホークアイ」イバ・ストラ崩御に続けて王都壊滅、と打ちのめされた傭兵王国クルダへの更なる試練、封印された伝説の恐怖・初代クルダ王として覚醒した「紅」カイ・シンクの出現辺りから怒濤の急展開です。 前巻ラストで、最強の亡者として復活させられたレン・フウマを討ち倒した「黒い咆哮」ガウ・バン少年ですが、遂に「紅」と相対すべき者として選ばれてしまいます。一方、国王を失ったクルダは「ホークアイ」の血縁であるキュオ・リューを代理の王位につかせて立て直しを図ります。 その頃、王都地下深くに封印された墓所で呪符魔導士フォウリィの前に現れたのはガウの親友のクルダ傭兵スクリーブ・ローエングリン、しかしその身に帯びるのはジュリアネス聖騎士のみが持つ「聖騎剣」と「秩序法典(オルド=コデックス)」・・・ と、立て続けに重要イベント目白押しで、あらすじも何もあったもんじゃありませんが。 とりあえず今回発覚した最重要事は、クルダをつけねらう「陰流」トップの「虎王」シア・カーンが、聖王女リルベルト・ル・ビジューや「月影(ルナリィス・アンブラ)」や「闇」「紅」等とかつて共に戦った8人の「字」持ちの一員で、あろうことか聖王女に手を出して二人の子持ちにさせてたこと。(^_^;) まぁ「紅」を裏切って封じた際に、残り7人揃って不死の呪いを受けたそうなので、聖王女も見た目より遥かに年喰ってるわけですが。それにしてもこのほよよん系お嬢様が、あの最強修羅兄弟のご母堂とは・・・f(-_-;) ちなみに強さのインフレも末期症状を呈してきてるので、正直あまり出来の良い作品とは言えなくなってきました。ぶちぬき大ゴマで技名叫びヘンなポーズをキメて必殺技炸裂、何だか訳のわからないまま地が裂け人間がまとめてぶっ飛び・・・という超王道に至ってます。「源流」とか出てきた辺りで兆候はありましたが、既に格闘漫画じゃないですね・・・ その岡田先生が今、「リングにかけろ」と並ぶインフレ漫画の元祖を手がけてる、というのも適材適所と言うべきか・・・f(^^; お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年05月02日 16時37分02秒
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