カテゴリ:坂本龍馬
坂本龍馬(さかもと・りょうま)
世の人はわれをなにともゆはゞいへ わがなすことはわれのみぞしる 世の人は我を何とも言はば言へ我がなすことは我のみぞ知る 自筆詠草(京都国立博物館蔵・重要文化財) 世間の人々は 私を何とでも言うならば言うがいい。 私が為すことは 私だけが知っている。 註 龍馬十八歳頃の作と伝わる。青春の逸る客気と、「栴檀は双葉より芳し」を地でいく悲壮な覚悟が漲った見事な一首。 ゆはゞ(ゆはば):原文のまま。「言はば(言わば)」の土佐弁(訛り)という。「言ふ」の未然形「言は」に仮定条件の接続助詞「ば」が付いたもの。もし言うのならば。 ■高知県立坂本龍馬記念館・関連ページ * 論語・学而篇冒頭「人知らずして慍(うら)みず、亦(また)君子ならずや。──世間の人々が自分を認めてくれなくても恨まず憤(いきどお)らず、穏やかな心でわが道を貫く。これもまた立派な人ではあるまいか。」などを踏まえる。 【参考書籍】 (・・・ただし、文章は比較的平明ながら、現代語訳が付いていませんので、古文の知識がないと、細かい言い回しなどで少々ハードルが高い部分はあるかも知れません。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.03.22 10:22:06
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