カテゴリ:古今憧憬
清原深養父(きよはらのふかやぶ)
冬ながら春の隣の近ければ 中垣よりぞ花は散りける 古今和歌集 1021 まだ冬ではあるが 春の隣は近いので 隣との境の垣根から 雪の花が散っているのだなあ。 註 春の隣:寒さが峠を越し、春がそこまでやってきている今頃の時季をいう。春隣(はるどなり)。 (春の)隣の近ければ:「冬の隣の春が近いので」と、「隣(のお宅)が近いので」の二つの文脈が掛けてある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.02.28 18:31:18
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