カテゴリ:うたのおけいこ
坂本野原 「短歌人」 2月号掲載作品
思春期の濃き友愛はカルピスの原液めいて甘酸っぱすぎ 乾杯の音頭のしどろもどろにて青菜に塩か蛞蝓に塩 初恋が成就に至る確率はきわめて低い 勇なきを詫ぶ カラオケじゃなくてよかった「三日月」を唄う気満々だった二次会 悪郎と渾名されたる悪友と一生続く友情ならむ 恋したりするんだろうか浅漬けのセロリが好きなうちの娘も ふと思うあなた死んでもいいですか日ごと寒さが募りてくれば ○ 12月号掲載作品「ファッションの陰部をめぐるデザインにデザイナーらは心血そそぐ」が、 今月号「作品月評」欄に掲載されました。 【「短歌人」編集委員、 歌人・西勝洋一氏選評】 なるほどそうなんだなー、 と思わせてくれる一首である。 ファッションが「性」のアピールのためと捉えれば、そこに心血を注ぐのは当然のことであろう。 この歌の次に「モードとは植物なり」とあるが、これも卓見。 * モードとは植物なりと喝破せりゆえにあれほど細きモデルら 2013年12月作 新仮名遣い 著作権を有します。 (c) 2014 Nohara Sakamoto Daddy Bear All rights reserved. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.04.14 11:49:09
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