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小高 賢氏(こだか・けん、本名鷲尾賢也=わしお・けんや=歌人)
11日早朝、東京都千代田区の事務所で亡くなっているのを家族が見つけた。享年69歳。東京都出身。葬儀・告別式は14日午前10時30分から東京都中野区中央2の33の3の宝仙寺で。喪主は妻三枝子(みえこ)さん。 慶応大を卒業後、講談社に入社。「講談社現代新書」の編集長を務め、学術局長として「講談社選書メチエ」を立ち上げた。学芸局長や取締役なども歴任した。 歌人の馬場あき子さんの勧めで短歌を始め、昭和53年(1978)の歌誌「かりん(歌林)」創刊に参加した。歌集に『耳の伝説』『家長』『怪鳥の尾』『本所両国』などがあり、平成13年(2001)、『本所両国』で若山牧水賞を受賞した。 人生の複雑な味わいを色濃く滲ませた作風の歌人として、また現代短歌の最も優れた批評家として八面六臂の活躍をされた。ご長寿の歌人の方も多い中、69歳とはあまりにもお若い、惜しまれてあまりあるご逝去であった。 ・・・やや自慢話めいて恐縮だが、2012年の「短歌人」夏季集会において小高氏の講演があり、同年6月号掲載の拙作「ラーメンと百万人が言おうとも私は断乎チャーハンと言う」について、作者の私を名指しで、激賞といっていいほどの評価を戴き、飛び上がるほど嬉しく、また励みになった(私はその集会に参加していなかったが、講演内容の全文は同年12月号に掲載され、初めて知った)。 衷心より哀悼の意を表するとともに、ご冥福をお祈り申しあげます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.02.14 09:52:21
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