カテゴリ:俳句ちら読み 逍遥遊
坪内稔典(つぼうち・としのり、ねんてん)
ゆびきりの指が落ちてる春の空 春の蛇口は「下向きばかりにあきました」 花冷えのイカリソースに恋慕せよ 春の坂丸大ハムが泣いている 桜散るあなたも河馬になりなさい 註 現代俳句のシュール(シュルリアリスティック、超現実主義的)な名句群であり、論理的な意味などは割とどうでもいいのだろうけど、一点あえて詮索すれば、「河馬」は、やっぱり「ばか」ということだろうか。それを詩的に変換した(?)のだろうか。 そう思うと、割と腑に落ちる。芸術芸能って、ある意味バカになること、そのように演じることだと思うから。 作者は、碩学の大学教授である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年04月26日 17時17分08秒
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