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テーマ:最近観た映画。(40026)
カテゴリ:映画
イギリスのNational Theatreが厳選した舞台を世界の映画館で観られるようにしてくれるという、涙モノの企画がNTLiveなんですが、いかんせん公開期間が短いのです…。それで前回のデイヴィッド・テナントを見逃しました。 しかし今回は、アンドリュー・スコットの一人芝居!チェーホフの「ワーニャ伯父さん」をやるというのですが、いったいどんな舞台になっているんだろう…とワクワクしながら前のめりでチケットを取り、今日観てきました。 登場人物の名前が英語名なので一瞬戸惑いましたが、原作を知っていたのでそこまで混乱することもなく、内容に入り込んで行けたのが良かったです。 それにしても、アンドリュー・スコットの演技がまさに七色(実際には八役?やってます)。服は同じだし見た目はアンドリューなんですが(当然)、声や仕草、表情であんなに変わるものなんですか!?女子を演じるアンドリューがめちゃくちゃチャーミングだし可愛い…。 ソニアのときは赤いチェックのスカーフを持つんですが、それをいじくる手つきが女子です。目もうるうるしちゃって、恋する乙女です。本当に。 ラストでアイヴァンを励ましながら「生きていかなくちゃ」と語るシーンは圧巻としか言いようがありません。ここは本当に引き込まれるし、なんだか、身につまされる思いがしました。 そうなんです、どんなに辛くても、報われなくても、生きている以上は生きていかなきゃいけないし、それで死んだら、どれほど大変だったか、神様にわかってもらいたいですよね…。いや、私はそこまで一生懸命生きてないし、大変だったと言えるほど大変な人生を生きているわけでもないので、ソニアやアイヴァンみたいにはなれないけど…上手く言えませんが、しんどくても生きていかなきゃいかんなあと思った次第なのです。 そしてマイケル(原作だとアーストロフ)のときの声がめっちゃ低くてソフトでセクシー…。ヘレナに迫るときの声や、ひとりで演じるキスシーンとか、ドキドキしてしまいました。 かと思えば、エキセントリックなアイヴァン(原作だとワーニャ)の激しい感情のアップダウンをジェットコースターみたいに演じ分けていて、全然一人芝居だと思えなかったです。あと歌も上手い。 7月にはマーク・ゲイティスの「The Motive and The Cue」、8月にはマイケル・シーンの「Nye」が予定されています。どっちも観たい…!!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.05.28 20:21:53
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