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カテゴリ:その他
私の会社が入っているビルの1階に公衆電話が有ったのだが、 それが撤去されてしまった。 元々は2台有って、その内の1台が撤去された時は、 いつのまに?という感じだったのだが、 今回は目の前で撤去していったので、ついじっと見てしまった。 2台有った場所だから、なんとも間が抜けた空間が残ってしまった。 それでも時間がたてばその空間も、きっと普通に感じるのだろう。 随分お世話になったのだが、携帯電話がこれだけ普及した昨今、 この公衆電話を使っている人は、さっぱり見かけなくなった。 昔は随分便利だと思ったものだが、今では誰も必要としなくなった。 これも時代の流れなのだろうが、寂しいことである。 撤去した壁に、業者が張り紙をしていった。 「撤去した日にちでも書いていってるのだろうか?」 と思いながら、その張り紙を読んでみた。 するとそこには親切に、 ここから近い所にある公衆電話の場所が、2ヶ所明記してあった。 「全部無くなってしまうんじゃないよ」 その張り紙が、まるで私に語りかけているように感じた。 災害が有った時、公衆電話はその威力を発揮する。 だから全部が全部無くなるわけではないだろうけれど、 身近に有ったものが減っていくのは寂しいものである。 そうだね、自分と重ね合わせてしまっているのかもしれない。 今の自分が、世の中に必要でないと思われているような‥。 でも、全部無くなるんじゃないもんね。 私の一部分は、まだまだこの世で必要とされていると思っていたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年08月27日 05時48分55秒
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