カテゴリ:大人に向けて
しかながら…と言う言葉がある。
この言葉を駆使することで叱り方が、格段に上手くなる。 例えば、 「もっと集中して勉強しようね。」 というよりは、しかしながらの用法を駆使して… 「君の成績はいいよ。でもね、勉強するときはもっと集中してするんだよ。」 って言えば、やわらかく叱ることができる。 何が言いかって、実は… 子供は家に帰ってこう言うのだ。 「お母さん。先生がこう言ったよ。僕は、もうちょっと集中したらもっと上がるんだって。それで僕のことを成績がいいね?だって。」 いつの間にか、説教が褒め言葉に変わっているのである。 おいおい! でも、なぜそうなるのか?? それは、良いことの方が記憶にとどまりやすいのである。 こんな経験はないだろうか? 「最近なんかかっこ良くなった感じじゃない?」 「えっ?俺のこと?」 「ううん。僕のこと。」 …こんな感じ。 自分を褒められてるわけじゃないけど、自分と勘違いしてしまったことである。 人はいつも自分を褒めてくれる言葉に関して、アンテナを張っているのである。 だから、いい事を言われると100%心が受け止めてくれるのだ。 そこで、叱るのと褒めるのは必ずセットにするといい。 その方が叱られる言葉も心に入りやすい… 最初の例を思い出して欲しい。 結局、集中してやれ!と言いたいのである。 それを生徒が勝手に、集中してやったらもっと賢くなるという解釈で理解するのだ。 お母さんに、うそをついているわけではない。 彼はそういう解釈なのだ。 とにかく集中してくれさえすればいいのだから、不自然に子供を痛めつける必要はない。 こちら側としても、『しかしながら』の用法を使ったにせよ、言うことを言えたのですっきりである。 まさにどっちもハッピーなのだ。 子供を叱るときは上手に叱りたいものである。 お母さん達。 上手にね? 上手に… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/10/16 12:20:37 AM
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