カテゴリ:みんなに向けて
去年1年間本気で高校生の先生をやって思ったことがある。 子供達に伝わりやすいものと残るりやすいものがあるってことだ。 伝わりやすいものと残りやすいものは違う。
人間はアンテナを立ててる情報しか入ってこない。 例えば、明日そこのパチンコ屋さんで新台入れ替えがあるらしいよ? って僕に誰かが教えてくれたとする。 僕は全く興味がないので、その知識は要らないものとして、数秒後には脳の中で処理されるだろう。 ところがパチンカーには有用な情報だ。 明日はきっとそのパチンコ屋さんに行くだろう。 つまり、人間の頭はいる情報だけを選択的にスクリーニングしてるといえる。 僕が、勉強をやりながら子供達と話していて伝えやすいキーワードは何か? 根性とか、気合とかじゃない気がする。 子供達の心に1番伝わるのは、「優しさ」だって思う。 卒塾していった子に共通するのは、みんな優しい子だってことだ。 親バカなのかもしれないが、僕は自分の卒塾生はとびっきりやさしいと思ってしまうのだ。 いつも、他人に、環境に、地球に優しくしようと考えてくれているような気がする。 他人のことを思いやったり、心配したり、本当にいい子達だ。 元々優しかったこの子達は、優しさのアンテナが立ってたんじゃないかな? だから、優しさについてしっかり反応してくれて、さらに自分の中でどんどん育てて、もっともっと優しい子になった気がする。
残りやすいものは何だろう? それは経験だ。 そう、気合と根性をつかった経験だって気がする。 僕は自分の卒塾生は気合と根性を体得してるって思ってる。 自転車の乗り方と同じで、一度体得したものの使い方は一生忘れないだろう。 僕は自分の生徒に自信を持っている。 たまたまいい子が集まってくれて、一緒にがんばって、一緒に成長したかわいい子達だ。 将来みんなに活躍して欲しいし、みんなにがんばって欲しい。
これからも、伝わりやすいものを伝え、残りやすいものを残してあげたいって思う。
みんな? 偉そうに書いてごめんね? みんなが元々優しくて、元々根性があったのはよく知ってるからね? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/02/06 11:09:44 PM
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