受験生はおそらく３パターンに分かれているだろうと思う。

３パターンとは、ものすごく頑張ってる子。わりと頑張っている子。気が抜けている子。である。

この時期に本当に最後の死力を振り絞ることが大事なのだが、燃え尽きてたり、私立受験でペースを乱されたりして、いつもの調子が出ない子もいるだろう。

でも、あと２週間とちょっとだ。

それで２次。

すべてが決まる。

忘れもしない。

僕が高校の陸上部だった頃、スランプになったことがあった。

３年生の秋だった。

ゴール近くでスパートをかけると吐き気がするのである。

どうしても、うえっ、ってなって走る速度が一瞬止まるのだ。

そういうことが数レース続いた。

そのうち習慣化してしまい、ゴールのテープが見えると吐きそうになった。

最後の頃は、吐くのが怖くてスパートが近づいたらわざとペースダウンさせたりした。

苦しいのがどうしても怖かった。

本当はそれを我慢して走ったら、克服できたかもしれなかったが、挑む前から負けていた。

人間は色々な経験をしながら、成長していく。

そして多くのことを体験を通して学んでいく。

今の僕なら、吐き気がしても突っ込んでいけると思う。

がんばるってことがよくわかる。

もし、その吐き気が生死を分けるほどの吐き気なら、必ずわかるはずだ。

僕はちょっとした吐き気が怖かっただけだ。

受験生のみんな？

ここまで来て雑にやっちゃあいけないよ？

きちんと型をきめて、最後の最後まできれいに仕上げよう。

根性のカレンダーに炎を書こう。

合格した日がゴールだ。

そこまで、きちんとベストを尽くそう。

それが受験で、それが青春。

いいよね？

がんばれ！