バリュー＆カウンター投機

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ボキたちが生活の質について心配できる事実こそ成功の証である。
それなのに決して満足しようとしない。まぁ満足してしまったら、よっぽど自制心の強い輩でない限り堕落へのがけを転げ落ちるだけなんだけど。

経験や知識は銭に許容力があれば他から仕入れてくればいくらでも代用が利く。
しかし投機やさまざまな哲学を変えるのは生半可なことでは変わらない。
自分では軽視していることを真摯に取り組むこともありえない。

もともと仕掛けるときというのは不確定な未来の片側に賭けるということであり、絶対はない。
異なったいくつもの未来のうちいくつかの判断材料から、おぼろげな未来像というのが徐々に創りだされていく。

したがっていくつもの対立する見たい姿が消滅して一つの未来像しかない場合は時すでに遅しナのだ。
そんな状態では投機をすべき時はもう過ぎているのだ。

ショートかロングかスクエアーかの三択に常時身をさらしているが、どちらになっても自分は損のないように浅知恵を働かしたり、妥協してはならない。
そういう浅知恵は策士策に溺れるように最悪な結果を生みやすいのだ。

ボキたちが棲む社会、すなわち複雑な知覚の世界においては、真実とは何かを知る事はできない。
眼前にある事実の積み重ねによってであるかもしれない未来を推測することがせいぜいである。

ソコには完全な客観性も中立性もない。

ボキ達の眼前に広がる世界は主観的なものであり、何がしかの偏りを持たざるをえない。
しかも立ちの悪いことに測定している物自身を変えてしまう事は言うに及ばず、
測定者のボキの世界観や投機哲学をも変わってしまうのだ。

なぜなら眼前の問題に全力で取り組むことにより、問題のほうも微妙に姿を変えるからだ。

たぶん貴様の記憶にも似たようなことがあったはずだぞ!。

バカで阿呆でもショートかロングかの選択をして結果を手に入れる事はできる。
その結果からのフィードバックから自分をチョッとづつ変えていけば時間はかかっても、期待する結果を手に入れる事はできるだろう。

根拠はない。

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