バリュー＆カウンター投機

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本題：
自分の才能を見つけられるかは丁半ばくち
万能は器用貧乏ななんもできんから自分の才能を最大限発揮できることを突き詰めたほうがいい。
ただその自分の才能を見極めるためには時間という大切な資源を使って、いろいろやってみることでしか自分の才能を見極められない。
こうなると自分の才能を見つけられるかは丁半ばくち。根性論の努力の力なんて鼻クソのような物だ。

必然的に努力するのは当たり前で、才能は型に従って所定の作業を忠実に機械的にこなすことで萌芽する。
守破離に表される通り愚直に型を守って体に染み付かせることが重要なのである。努力する方向に才能はあって当たり前。なければ無駄な努力で単なるバカ！。
正しい方向に努力しても沈黙の１０年という日の目を見ないプラトーの時期がある。

努力した先に才能があるのかは運任せだ。しかし努力しなければ才能も開花することはないし、努力しなければ才能があるのかすらもわからない。
根性論を全否定しているように感じる人もいるかもしれないが、才能があって当たり前で最後の最後、才能の目が萌芽するには根性が必要だということだ。
創作は基本が体に型が染み付いていないと出来ないものなのである。
努力を重ねても一向に進歩しないプラトーの時期を乗り切るのも、今までにやった無駄な努力で培われた忍耐強さがものをいう。

この努力の型が染み付いていない奴は叩いて叩いて型にはめる。
自分の独創性が生かされるのは、型にしっかり自分をはめた後に型から染み出してくるものだ。
型が身につき、自分なりの道を歩めるようになるまでには、型と自分のやり方をすり合わせて文字通り、血を滲ませながら七転八倒する。

まったくゴールは近いというのに、ここでほとんどの人は挫ける。
まぁ最低10年は守破離の「守」と「破」で七転八倒することを確信している。だか自分の夢をかけるに値する対価は自分の人生だけである。
自分は10年以上「離」にいくまでの歳月を過ごした。長い暗黒時代だ。思い出しても七転八倒してのた打ち回るのはまことに楽しい。
振り返ってみると、必要なステップでどこを飛ばしても今の自分はないと思う。またいつかはのた打ち回りながら血反吐を吐くことになると思うがそれもまたたまらなく楽しみである。

無駄に思える躓きでも必ず、そのときの自分にとって必要な改善点を問題は教えてくれる。
それに丁寧に答えていけるかが分岐点となる。
問題を気づかずすっ飛ばしたやつは、いつまでも同じ問題を解決するまで付き合わなければならない。
まったく人生というのはつまずきを避ければ利息がついて、後になっていかんともしがたい問題になってから、解決しなきゃいけなくなるので性質が悪い。

頭の良いヤツに限ってその問題の先送りをして人生の後半になって、解決できないほど芽が大きくなりがちだ。


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おまけ：中村静香