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ロシア〝孤立〟さらに浮き彫り 「常任理事国外し」英国が議論表明 国連総会で非難決議141カ国賛成 - 記事詳細|Infoseekニュース 国連総会(加盟193カ国)は2日の緊急特別会合で、ウクライナに侵攻したロシアを非難し、即時撤退を求める決議を賛成多数で採択した。米国や日本、EU(欧州連合)加盟国を含む141カ国が賛成した。3分の2を超える圧倒的賛成を集めたことで、「ロシアの暴挙を認めない」という国連の意思を示した。英国では、ロシア… イギリスのジョンソン首相が発表した、ロシアを常任理事国から外すという提案について、思うところがある。 対中国対策としての効果を期待 プーチンは ”拒否権” がある限り、ロシアが国連による制裁を受けることはないと踏んでいたかもしれない。 これまで、常任理事国・拒否権に絡む議論など一切なかったからだ。 だからと言って、ロシアがすぐに停戦することもないだろうが、中国に対するアピールは効果があるものと考えている。 なぜなら、中国、ロシアは最も「権威」主義的な国家であり、彼らが「権威」の象徴である”拒否権”を失った場合、国家の威厳そのものを失い、自国民の統制すらできなくなる可能性があるからだ。 偉大な国家と言う威厳 実のところアメリカを含めて、「自国が偉大である」と言うことをよりどころとしている国は多い。 かつての日本も、英国もそうだったと言えるだろう。 英国はともかく、日本が「偉大な神の国」としてうぬぼれた結果、辿ることになった歴史は、周知の事実である。 国家の偉大さの威を借る指導者 アメリカは世界一の経済、中国は正解一の人口、そしてロシアは世界一の面積を持つ国であり、それぞれに「偉大」であることは間違いではないと思う。 しかし、それぞれの国の「指導者」が偉大であるかはまた別の問題だ。 プーチンは自身が偉大であると見せたいがために、武力を見せつけるという暴挙に出たと考えられる。 他国を武力で制圧することで国家と指導者の偉大さを見せつけようと言うのは、20世紀前半の帝国主義の考え方だ。 人・物の流れを見ても、瞬時に伝わる情報の流れを見ても、当時とは国と国との関りが比べ物にならないくらいに大きくなっている21世紀において、国として孤立することは大変な問題となるはずだ。 だが、ロシアがそれに目もくれずに暴力を選んだのは、指導者が国の威厳を見せつけ、自らの権力を維持しようとしたのではないだろうか。 だいたい他国が自国の脅威になる可能性があるからと、自らが「脅威となって」先に手を出すことに何の正当性もない。 最初から論理破綻しているのだ。 英国ジョンソン首相の提案は実現するか このところの、新型コロナ対策を見てもジョンソン首相の方針は際立っている。 イギリスを始め、ヨーロッパではすでに「新型コロナはただの風邪」として、マスクの着用も強制されず、飲食店の深夜営業も行われているらしい。 もちろん、国だけではなく市民の考えからそのように変わってきているのだ。 いつもボサボサの髪でパッとしない印象のジョンソン首相だが、将来サッチャーと並んで「偉大な英国首相」と言われる日が来るのではないかとひそかに期待している。 何もできない、考えらることもできない日本の政治家にも見習って欲しいものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.03.04 19:41:17
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